言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

雨の日の傘と傘袋


この間、傘袋を持って帰りそうになってしまった。
その日は結構な勢いで雨が降っていたので当然家を出るときに傘を持って出た。だいぶ濡れたのでお店に入るときに傘を傘袋(ビニールの使い捨てのタイプ)に入れたのだけれど、店を出たときにそれを捨てて帰るのを忘れそうになったのだ。
店の中に居たのはほんの10分くらいの事だったが、その間に雨が止んでいたので「傘をささずに帰れるな」というところに意識が向かってしまった。雨が降っていれば当然傘を開こうとするので気が付くのだけれど、止んでいるとなると案外わからないものだ。
結局10mくらい歩いてからはたと気がついて慌てて戻って捨てたけれど、ちょっと恥ずかしかった。
傘袋に入れるという行為は当たり前のように行うのだけれど、出るときにそれを捨てて帰るというのはどうも時折抜け落ちてしまう。さあ買い物が終わった帰ろう、帰ったらあれをしてこれをして……と考えているときは本当に危ない。

まあたまにちゃんとこちらの意識は傘袋にあっても、出口に傘袋を捨てる設備が見当たらない時もある。別の出入り口にしか用意がない場合なんてのは、面倒くさいけれどそちらに戻ったりするし、近場にゴミ箱があればそちらに入れてしまうこともある。大きなショッピングモールとかで出入り口がたくさんあると、たぶん間に合ってないんだろうな……とか思うのだけれど、出入り口が2か所しかないようなスーパーでそれをやられると何とも言えない気持ちになる。


傘は袋に入れて持ち歩く方が好きだけれど、それとは別に傘立てにいれておくという場合もある。
傘立てに関しては、お店で忘れていってしまったことは(ほとんど)ないのだけれど、会社に置いて帰ったことは何度もある。長い時間が空くと意識がどこかに飛んで行ってしまうのだ。
駅直結のオフィスかつ窓のない部屋だった時などは、外の様子が一切わからないまま自宅最寄り駅に到着してそこで初めて雨だったことを思い出す、というような考えうる限り最悪なこともやらかしたことがある。それ以来面倒でも折り畳み傘をちゃんとカバンの中に沈めているのだけれど、この折り畳み傘についても別の時普通に職場に忘れて行ったこともあるのでそうするともう八方塞がりである。ビニール傘ってなんだかんだ高いんだよなと思いながら買うほかない。

別にそう頻繁に忘れているわけではないのだけれど、だからこそたまに忘れたときに結構ダメージが大きいのだ。傘立てへの意識は結構ちゃんとある(つもり)なので、20回機会があったら19回は問題なく持って帰ることができる。しかしながらその油断が1回のミスを生むわけだ。傘ではないけれどこの間家の鍵でそれをやらかして結構面倒くさいことになったりした。
いつも同じところに置いておけば、いつもと同じようにして帰るときに絶対忘れないだろう、というのは完全に慢心、油断、過信である。この世で最も信用ならないのは己だということをわからされることになる。なんでか知らないけれど、全く同じルーティーンで過ごしているように思えてもふとしたはずみでそれが抜けてしまうということは結構あるのだ。特に私の場合は。

だから結局のところ、手元に置いておくのが一番忘れにくいのだ。
まあ傘袋を持って帰ってしまうくらいなら、ただただ恥ずかしいだけでそこまで害はないし、さすがに家までは持って帰ったことはないしな……などと思っているといつかやりそうなので、気を付けたいところであはある。
強者というかちょっと変わった人の場合、あえて持ち帰って使いまわしたりするらしいけれど……まあそれはいいかな。あのビニールって結構傘の先端とかで破れやすくてあんまり長持ちしなさそうに思えるし。