言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

ゲリラ豪雨と傘


近年、ゲリラ豪雨という言葉が普通に使われるようになったけれど、雨が降っている範囲が思っているよりも結構狭いことが多くある。それも本当に言葉の通り、ゲリラ的に現れて豪雨をもたらしてそしてすぐいなくなるような、そんな雨の降り方をするようなものだ。
隣の市区町村だと雨が降っていないなんてことはざらにあるし、何なら同じ市区町村内でも降っていなかったりもする。大雨警報が出ていても、なんだか日が差してきている、なんてのもある話だ。
雨がぱらつくとかそれくらいならどうってことないのだけれど、相手は何しろ「豪雨」である。1時間も降り続かないとしても、あらゆるものがずぶ濡れになる。ちょっと場所がずれれば降ってもいないのにと思うと、なかなか不幸なことである。

でもまあ最近はこういう局所的な雨の降り方が本当に多くなったよな、と思う。電車の中とかでは、ゲリラ豪雨にやられた人とそうではないところから乗ってきた人とでは明らかに雨に対する温度差がみられるし、会社とかでも濡れた傘を持っていくと違う方面から来た人に怪訝な顔をされたりしたことがある。おかげでちょっとした雑談(今日は朝から大雨で大変でしたよ、みたいな会話)がかみ合わなかったり。
昔はもっと夕立としてそういう雨に遭遇することが多かった気がするけれど、今は別に時間帯とか選ばずに急に来るんだもんな。
なんだか外が急に暗くなってきて、ものの5分で大雨。で1時間もしないうちに止んで快晴になるとか。雷とかもゴロゴロいったりしてさ。
タイミングの問題なので遭遇しなければ全く遭遇しないし、ピンポイントで襲われるときは襲われる。手軽な理不尽。

そういった局地的な大雨はなかなか天気予報ではわからないもんなんだよな。雨雲レーダー等で数時間後の予報を見ておいて問題ないと思って出かけても、急に発達した雨雲によって土砂降りになる、ということは良く起こり得る。
だからまあしょうがないので折り畳み傘等はバッグに沈めておいてから出かけるようにしているのだけれど、持っていくバッグが変わったとき(仕事用のものとプライベートのものだとか)に入れ替え忘れたりして、そのタイミングで運悪く大雨に……なんてこともあるのが嫌なところだ。入れ替え事故というのは携帯の充電器なんかでも起こり得るのだけれど、これはほとんど毎日使うものなのでいうほど忘れることはないし、1日くらいならまあ充電くらいは何とかならないこともない。
ゲリラ豪雨は短時間で取り返しがつかないくらいにずぶぬれにさせられるほどの激しい雨が降るので、傘がない、というのは致命傷になり得る。
バッグごとに折り畳み傘を買うのも癪だけれど、入れ替え忘れ事故も嫌なので古い傘を普段あまり使わないだろうビジネスバッグに入れて、プライベートの方に新しいものを入れようか検討中だ。
検討中、なのは、新しい折り畳み傘を買おうとは思っているのだけれど、なかなかピンとくるものがなくて何度か保留にしているからだ。難しいんだよな、折り畳み傘って。ビジネスバッグには折り畳み傘とかドリンクとかを入れられるホルダーが付いているんだけれど、そこから飛び出す長さのものだと困るという大前提がある。それから、折りたたんだものをまとめる箇所がほとんどの場合マジックテープなんだけれど、できればそうではないもの(ボタンとか)の方がいいな、と思って探しているとなかなか見つからない。マジックテープのタイプのものだと、傘自体が壊れるよりも先にマジックテープの方が取れていってしまったことがあるので、できれば変えたいんだけれどなかなか見つからない。
まあ今のもまだ使えるしいいかな、と思っているうちに梅雨になってしまった。
ゲリラ豪雨はこれからの時期にもっと増えていくので、そろそろちゃんと買おうと思っているのだけれど、この調子だとまた妥協して普通のマジックテープのものを買うことになりそうだな。まあ最低限使えればそれでもいいんだけれど。

大事なのは結局、ゲリラ豪雨に対して無策でいなければいいという、そういうことだ。穴が開いていたりするのはもちろん論外だけれど、最低限使えればその場は何とかなるわけだからまあギリギリ何とかなっていると言えなくもない。

まああれだよな、ゲリラ豪雨ってのはたいていの場合はそう長くは続かないから雨宿りしてやり過ごすって手も一応あるんだよな。使える時は限られているけれど、急いでいなければちょっと休憩してから出るのも手だ。
最終手段としては、コンビニとかでビニール傘を買うこと。でもあれ、結構高いんだよな。500円じゃ買えないもの。予備的な意味で1本くらい家に置いてあってもいいけれど、いつもいつも買うのはちょっと無理だよな。