言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

スカイツリー、見たことはあるけれど上ったことはない

スカイツリーは来年で完成してから10年になるらしい。
いまだに「この間できたタワー」みたいなイメージがあるのだけれど、もう10年近くあるとなれば「この間」という感覚がいかにあてにならないものかよくわかる。もうそんなに前からあるんだ。でもまあ確かに、7,8年くらい前に「割と新しい」扱いだったスカイツリーとそのふもとのソラマチについて紹介していた人が先輩にいたな、なんてことを思い出したので、まあそれなりに時間は立っている物だということはなんとなく理解できた。
完成してから9年半くらいになるわけだが、いまだにスカイツリーの上の方には上ったことがない。高いところは割と好きだし行ってみたいとは思っているのだけれど、なんとなく機会がなくてそのままになっている。
だからというわけではないかもしれないが、今でもスカイツリーの高さを覚えていない。東京タワーはもう何か常識として333mというのが完全に沁みついていて考えなくても出てくるのだけれど、スカイツリーに関しては毎度微妙な感じになって結局調べてしまうのだ。今も調べた。634mらしい。なかなか覚えられないけれど「むさし」つまり旧国名武蔵野国とかけ合わせれば覚えやすい……とかなんとか書いてある。まあそういうことで634mらしい。
展望デッキは350mと450mのところにあるようなので、そこからさらに200m近く上までタワーとしては続いていると思うとなんだか不思議な感じである。地上から200m近く上にある建物を見上げようと思ったら相当高く感じるけれど、下から見ると450mというのがまずあまりに遠すぎて、そこからさらに200mというのがとんと想像ができないし、遠くてよくわからない。遠景の写真を見て、全体の比率からやっとこさ、ああ結構上の方まであるんだな……なんて思うことができるけれど、まあ真下から見上げているだけではよくわからない。まあそもそも350m地点の展望デッキがでかくて、それ以上見えないんだけれども。
そういう意味で、350m地点や450m地点からの「上の眺め」みたいなものは気になるものである(見えないかもしれないけれど)。

行ってみたいな、とは思っているんだよね、本当に。
最初の方は「混んでいるから」とかそういう理由で敬遠していたけれど、もうさすがに10年近く経ってそれはどうだろう、というところまで来ているのはなんとなくわかっているので、まあ要するに機会を逸してしまったままになっているということなのだ。どうせいつ行ったってそれなりに混んではいるわけで、それならば何かきっかけを作って上るしかないわけである。

でもまあスカイツリー自体はよく目にするし(でかいし)、その足元までは何度も行ったことがある。食事をしに行ったりとか、買い物をしに行ったりとか、それなりに用事があってあの辺りにはなじみがないわけではない。
いつも一応真下まで行って、見上げてはいるのだ。

たまに上の方に雲だか靄だかがかかって見えなくなっていたりとか、ちょうど太陽の方向と被っていてまぶしいだとかそういうこともありながらも、いつも「はースカイツリーってのはでかいなー」などと思いながら(あるいは本当にそう言いながら)、首を目いっぱい上にあげて見ているのだ。
そのせいで、スカイツリーというと、首をちょっと痛めながら目いっぱい見上げるもの、みたいなイメージすらある。その巨大さゆえに遠くからでも結構見えたりするので余計に近くで見たときの大きさが際立つのかもしれない。

まあなんか本当は先週くらいに上るようなこともできそうな感じの用事もあったのだけれど、あいにく緊急事態宣言の影響で臨時休業中だったので、ぐるっと周りをまわって写真を取るにとどまってしまった。結構チャンスだったんだけれどな、割と時間的にも急ぎではなかったし、上る大義名分もあったし。
また機会を逃してしまったわけなので、次はいつになるんだろうか、果たして上ることはできるのだろうか……? まあでもうん、今年中に是非にも! というわけではないから、また機会を探すしかないだろうね。

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