言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

桜咲いているけど夜だと色がわからないな

気が付いたら桜が本格的に咲いている。例年より少し早いらしいけれど、もう満開に近いくらいになっているとは驚いた。この調子だともう週末には満開になるだろうか。4月になるまでぎりぎり持つかどうか……みたいなもんなんだろうか。まあ意外とすぐ散りそうで散らないのが桜だけれど。
昨日、仕事終わりに少し出歩いて、桜が咲いているのを見に行った。
咲いているのはわかったけれど、夜桜は色が分かりにくい。それもそうだ。ライトの色に影響を受けるので、なんとなく街灯が白ければ白っぽく見えるし、橙色の街灯のそばなら橙色のように見える。昼に見るそれとはちょっと違う色だ。でもまあちゃんと咲いていて、普段そんなに上を向いて歩いてはいないのに、こんな時ばかりは上向きに首を向けてしげしげと眺めてしまう。何でもない時ならまあ不審者に近いだろうけれど、桜が咲いているときはそうやって上向きにきょろきょろしていてもそこまで不審ではないと思う。……たぶん。
ちょっと出歩いて眺めただけだったけれど、ああ桜だな、ああ春なんだな、というのは感じられた。桜はいいもんだ。

夜桜鑑賞というのはそういえば2年くらい前の4月にもした記憶がある。その時はちゃんとシートとか食事とかそういう花見だった。昼間だと人が多すぎるので、夜に花見をしようと誘われて行ったのだけれど、街灯が近くになくて日が暮れると真っ暗になってしまった。当然桜の花を目視することはできない。それどころか、手元の食事もよく見えない。
マクドナルドの袋を逆さにして、中にスマホのライトを点灯させて置くことで間接照明のようなものを作ってしのいだものだ。夜桜鑑賞ってのは明るいところでやるべきなんだということを学んだわけである。まあ当然と言えば当然なんだけれど、場所取りをした時点では桜の木の真下だし最高のロケーションだと思ったわけなんだけどな。そりゃあ誰も寄り付かないわけだ。

夜桜は夜桜で良いものだけれど、昼に見るあの薄紅色の花びらをちゃんと見たいな、とも思っている。明日とか、昼間に出歩いたときに見られるだろうか。

しかしまあもうそんな季節なんだな、と思う。去年のこの時期はもう花見はしないようにという話になっていたし、夜仕事終わりにコンビニで酒でも買ってちょっとした花見でもしようか、なんて上司に誘われたりしたけれどそれも実現しなかった。代わりに、昼休みに会社の周りの桜並木を見に行ったりしたくらいかな。あと公園とかにも桜の木があったから、遠回りして見に行ったりしたもんだ。
桜が咲くのを見ると年度の終わりを感じるけれど、そうか、もう年度がまた変わるくらい時間が過ぎたんだな。早いもんだ早いもんだと言い続けてもう1年。
なんというかいろいろパターン化したりルーティーン化したり、そういうこともあってどんどん月日が流れて行くスピードが速く感じる気がする。毎日だいたい同じようなルーティーンだけれど、外に出る機会が減った分、余計固定されている感じはする。平日だけじゃなくて、週末の過ごし方とかもそう。
最近少しルーティーンを変えようともしているけれど、それって結局新しいルーティーンに切り替えているだけだったりして。

だからまあこうやって桜の咲いている季節くらいは、ちょっとイレギュラーに行動してみたりして。仕事終わりに散歩しに行ったりとか、そういうのだってちょっと違っていいだろうし。
ああもう、桜、しばらく散らないでくれ。