言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

飛行機に乗らないのに空港に行く

この間、飛行機に乗る用事はなかったが空港に足を運んだ。近隣での用事があったのだけれどそれまで少し時間があったので、ついでに空港にも足を運んでおこうか、という具合である。
空港に来るときというのはほとんどが飛行機に乗るときなので、多少なりとも時間に追われているようなことがある。余裕をもって到着するようにはしているけれども、結局余った時間は「念のためのトイレ」タイムに使ったりして、そこまで暇があるわけではなかったりするのだ。
あとは、空港特有の事情として「保安検査場を通過する時間」というのがあって、ここが混雑していた利時間がかかっていたりすることを鑑みて早めに通過しようとすることが多い。搭乗前に時間が余って入るけれど、もう保安検査場通過後のスペースしか歩きまわれないみたいなことはよく起こるのだ。
保安検査場通過後というのはかなり暇を持て余すのに、それより前は割と慌ただしい……私にとって空港という場所はそういうところなのである。

そういう意味では、飛行機に乗る予定がないのに空港に行く、というのは随分と気持ちに余裕があって良いものだった。
食事をするような場所は結構見ていたりするのだけれど、それ以外の店だとか施設だとかは案外見覚えがなかったりして新鮮だ。食事だって、時間をあまり気にしないで良いということと、「これから飛行機に乗るのだからこれを食べる(飲む)のは控えておこう」みたいなこともないわけで、ゆっくりと自由に選べて良かった。
とりあえず、普段飛行機に乗る前ならまず食べないであろう激辛ラーメンを食べた。飛行機の中でお腹が痛くなるという事態はなかなか想像したくない(実際にシートベルト着用サインが出てから腹痛に襲われるような経験はある)。

食事の後は、デッキに出て飛行機を眺めたりした。

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これはまあ普段もちらっと見に行くことはある。ちょうどよく晴れていて、寒くもなく暑すぎもしない良い天気だったので良かった。
なんとなく、空港ってのは開放感があるんだよな。これから出かけよう、という場所だからかもしれないけれど、すごくいい気分になる。デッキで飛行機を眺めるというのはなかなか素晴らしい解放感だ。
もっとも、今回は別に飛行機に乗り込む用事はないのだけれど、それでも空港という場所自体がちょっと非日常でいいんだよな。

まあでもなんか、例外はあるにはある。もう4年くらい前に仕事で空港に行くという機会があったけれど、あれはあんまりいい気分にはならなかったな。いくつか行く場所の1つがたまたま空港だったというだけのことなのだけれど、前にも後にも予定が詰まっているときの空港訪問はかえって厳しいものがある。空港ってのはそもそも広々と作られているから、駅や駐車場から結構歩く必要があったりして大変なんだよね。
プライベートならいざ知らず、仕事で……というのはもう面倒くさいの一言である。
空港に入った瞬間はテンションが上がるけれど、仕事途中であることとこれからそのまま帰らねばならないという事実が、嫌でもテンションを下げにかかって来る。
できればやっぱり、空港ってのはプライベートで行きたいね。

クレジットカードの特典でラウンジに入れる権利を年間3回くらい持っているので、今年もどこかで行きたいな……と思っているのだけれど、なんということだろう、近年ではかなり珍しく今年は5月にもなってまだ飛行機に乗っていないのである。
去年はもう2月には乗っていたし、一昨年も1月には乗っていた。

今年も飛行機、乗りたいもんだね。

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