言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

大晦日

 

気が付けば大晦日である。毎年、年末のこの時期は大抵どこかに出かけているのだけれど、大晦日には必ず帰って来るようにしている。今年は丙繰りが良かったので、土曜日から3日間旅行に出かけても大晦日に被らなかった。昨年は大晦日の昼間に家に帰って来るような形をとっていて、確かそういう都市のほうが多かったような気がする。
それでも2泊3日しただけでもう翌日大晦日である。冬の休みというのは思っているよりもずっと短いものだ。中高生の時の冬休みというのも似たような感じだったはずなのだけれど、でも確かクリスマスあたりから休みになるし、何なら定期テスト後のテスト休みのようなものもあったりしたので、今思えば結構休みがあった。
昔はそんなとき何をしていたかといえば、短編小説を書いていた。大晦日を締め切りに設定して、何か書くというものである。忙しいときほどアイデアが浮かぶものなので、テスト期間のような時間でうっかり思いついてしまったものを、その後の休みを利用して書き上げようというものだ。クリスマスあたりはいろいろ思うところもあり、筆が進むもので、それから休み期間に入ってラストスパートである。大晦日は夜になるまでは忙しいので、そのあとから日付が終わるまでに何とかする、というような感じ。締め切りがしっかりとある闘い(?)なので、結構面白かった。
近年はコミケなり旅行なりと出かけてしまうので、家で過ごす時間はなく、あまりそういったものを書く機会がなくなっている。そもそもしばらくモノを書くことから離れていたのもあって、リハビリ的な意味でこのブログを書き始めたのだけれど、まあなんだか最近は手段が目的になってしまっているような感じは否めない。別にいいけれど。どこか温泉旅館に出かけて、明るいうちから翌日ずっと部屋で小説を書くような旅行をしたら面白そうだけれど、来年はやってみようかな。
こうやってやたらと遠くへ行くようになったからこそ、モノを書く時間が減ったのではないかと思うけれど、それが両立できれば言うことはない。温泉の露天風呂でぼんやりと湧き上がる湯気を見ているときに、浮かんでくるものがあったりするから。

それにしても今年はずいぶん遠くへ出かけた年だった。そのうえでずいぶんといった地域に関しては偏った年だった。飛行機の予約履歴を見ていて驚いたのだが、今年5往復している飛行機のうち、4度が北海道なのである。年の初めのほうに急遽行った(飛行機代がめちゃくちゃ安かった)徳島と高松以外は全部北海道。令和元年の初日は飛行機に乗って新千歳空港である。その時が往復新千歳で、その次は往復函館。夏休みに新千歳で行って女満別で帰る。それで昨日までが往復帯広である。北海道は好きだけれど、年に4度も北海道に行ったのは初めてのことである。そのせいで(悪いことではないのだけれど)西のほうにはほとんど行っていない。九州どころか、一番西に行ったのは香川の琴平である。面白いものだけれど、旅行先というのは意識しないとこんなにも偏るものなんだなと改めて思う。バランスを考えて出かける必要はないのだけれど、今年は特に似たような地域に出かけることが多かったのは、こうして傾向として現れるので、年末に振り返ってみると面白いものである。
来年はすでに用事が決まっていて、神戸と北九州に訪れる予定がある。それ以降の予定は特に決まっていないけれど、たぶん北海道には行くだろう。
来年はどこに行くことになるんだろうか、何をすることになるんだろうか。


また来年、どうかよろしくお願い致します。
よいお年を。