言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

飛行機は飛べないなら飛ばないほうがいい

飛行機の出発が遅延したり、着陸が遅延したりすることは割とよくある話だと思っている。細かい遅延は数えていたらきりがない。だから一応多少は遅れることを想定して、余裕をもって旅程などを設定するようにしているわけだ。
逆に早着する時もあるけれど、それはそれで別に問題ない。早いなら早いで問題なく、遅れるならまあそれはそれで仕方がない。無事に飛んでさえくれれば、という話である。
それに、飛行機は飛べないなら飛ばない方がいい。この間飛行機に乗り込んだとき、ちょっとしたトラブルがあった。防氷装置に不具合が見つかったとのアナウンスが流れ、一度駐機場を離れていた飛行機が再度元の駐機場に戻って整備を行った。
整備に40分かかる見込みである旨のアナウンスが流れたその40分後くらいに「これから40分かかります」とアナウンスがあった時にはさすがに少しざわついたが、まあなんというか故障をそのままにして飛び立つよりは何百倍もマシだ。ちゃんと飛ぶ前の点検で見つけて整備できているんだからよい事なんだと思う。
飛行機は結構「機材の到着遅れ」という遅延も発生するように、折り返して運用されることが多い。到着して清掃なり積み替えなりなんなりしてから行くわけだけれど、今回は朝それなりに早い時間であったので、たぶん前の日とかに来ていたんだろうな。そうじゃないと、防氷装置が故障した状態で飛んできたんじゃないか疑惑が起こるわけである。無事でよかったね的な。たぶん違うからいいんだけれど。
それでまあ結局1.5時間遅れで飛行機は飛ぶことになって、無事に着陸までできたので良かったわけだけれど、やっぱり改めて思うのは飛行機は飛べないなら飛ばない方がずっといいよな、ということだったのである。しかしながら、飛べないなら飛ばない方がいいけれど、欠航してしまうのはそれはそれで面倒くさい。
幸いなことに、自分の乗るはずだった飛行機が欠航してしまった、という経験は今までない。乗る予定の電車が運休というのはたまにあるけれど、まあ回数の問題でもあると思う。正直いつそういう目にあってもおかしくはないと思ってはいる。
欠航というのはよほどのことである。多くは悪天候だろう。自分の場所だけじゃなくて、行き先が悪天候というのもある。日本が台風で大変なことになっているために海外からの帰国便が欠航して大変なことになった人を知っている。
今回はちゃんと飛んだからよかったけれど、遅延は想定していもさすがに飛ばないのは想定していないわけで、整備を待つ間機内でうっすらと不安を覚え、飛ばなかった場合にどうすればいいのか、手続等はどのようにするのかを調べたりしたものだ。
まあでもなんか結局飛んだので良かったけれども、我々の飛行機よりも後の時刻に設定されている同じ行先の便が先に飛んで到着していったのはなかなか微妙な気持ちになったものだ。電車遅延なら後続も影響を受けるけれど、単純に機材トラブルの飛行機なら後続とは関係がないからだ。とはいえ理論的にはわかるけれど、1時間後の飛行機が先に飛んで先に到着しているのは何とも言えない感覚で、特にこだわりがあってこの便を選んだわけでもなく仕方ないけど運がなかったな、とは思うわけである。
飛べないなら飛ぶなとは思うけれど、でもやっぱり遅延とかけっこうはめんどうくさいわけである。面倒くささの方向と度合いが違うだけで、だ。