言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

スーパーの棚替えを見て季節を知る

最近季節の移り変わりを最初に実感するのはスーパーの品ぞろえを見たときになってきた。鍋コーナーが消えて、代わりにそうめんやら冷やし中華やらの麺類コーナーが大きくなっていると、もうそんな季節かと思わされる。
でもまあスーパーの棚替えってのは、季節の移り変わりよりもちょっと早いんだよな。まだ雪でも降りそうな日でもすっかりスーパーは春模様だし、今時はもうそろそろ「涼」の文字が浮かんできそうな商品が並びつつある。

私は楽なのと好きなのと両方の理由で鍋が好きなのだけれど、4月も後半になると鍋材料ってのがぐっと減ってしまうので、ちょっと残念なんだよな。需要がないんだろうけれど、冬にはあんなにスペースを取って並べられていた鍋の素とかが、今じゃ定番棚を探しに行っても1,2列しか置いていない状態ってのはなかなか寂しいもんだ。
家庭用の3,4人前の鍋に需要がないのはわかるけれど、1人から使える鍋キューブ的な奴はもうちょっと残してほしいな……とか思ったりもするんだけれどまあ、売れないんだろう。わからなくもない。私が人一倍好きなだけで、世間的には居酒屋とか以外ではなかなか鍋食べないもんね、冬以外で。
素を使わずに自分で作ってもいいんだけれど、面倒なんだよな、とか思ってしまう。夜ならいいんだけれど、昼が特に面倒で。
なので、売り場に残っているラインナップから選んで使っているけれど、もう少し夏に近づいたらとうとう取り扱わなくなってしまうんじゃないかとちょっと不安である。まあなくなったらその時に別途対応すればいいんだけどさ。

鍋材料の撤退は妙に早かったけれど、逆に登場が微妙に遅かったものもあった。そうめんとかうどんにつかうゴマダレだ。薄めずに使えるストレートタイプの味と量の感じが好きでたまに買っているんだけれど、いつでも売ってるだろうと思って3月に買いに行ったらなくてちょっとびっくりした。去年の11月とかに買いに行ったときはあった気がするのだけれど、あれも一応夏向きというか季節ものなんだろうか。
店の人に聞いてみたら、鍋用のゴマダレしかないですと言われてしまった。まあ3月だしそんなもんか、と思っていたのだけれど、それから鍋系の商品売り場が縮小されても一向にゴマダレが並べられる様子はなかった。
もうここでは取り扱いがなくなったのかと思って、ちょっと足を伸ばして別のスーパーに行ってみたら普通に置いてあったので買ってしまったが、先々週くらいだろうか、しれっとゴマダレの売り場ができているのをみてずっこけてしまいそうになった。なんてことはない、鍋撤退とゴマダレ展開が連動していなかっただけのことであったようだ。鍋の後に「混ぜるだけで作れる、タンタンメン風うどんの素」とかを一瞬挟んだのは何だったんだろうとも思うけれど、あれはもっと短い季節限定の何かだったのかな。定番棚じゃなくてエンドとかそういう所に並べておくもんじゃないのかとは少し思うけれど、まあよくわからないね。

まあしかしこういうのって、自分の欲しいものに関係しているときはよく見ているもんだけれど、そうじゃないと全く見ていなかったりするんだよな。ある日ふと買いに来て、これって季節限定なんだ、と初めて知るとかね。