言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

店の入口とかの話

最近、店の入口が1箇所に絞られているようなところをよく見る。昨今のご時世のせいだろう。入口を絞ればアルコール消毒や入場規制などが容易いわけで、なるほどどこも工夫しているんだな、と思ったりする。
ショッピングモールなど元々開放的に作られている店舗だと、四方のほとんどを囲っていたりして、入口がなかなかみつからなかったりする。普段どこからでも適当に入っていたものが、開放的で店の中が良く見えている物の入口がないというのは若干不便なような気はするけれど、仕方がないものである。ただなんというか、こういう入口へのカンというか気づきがかなり鈍いため、本当はすぐそこに入口があるのにもかかわらず、気づかずに逆回りでほぼ一周してしまう、なんてこともある。入口だと思ったら出口であったとか、そういうことも。なかなか慣れないものだけれど、きっと慣れる頃にはこの仕組みも変わっているかもしれない。
つい最近なくなってしまったのだけれど、近所の小さなパン屋は入口付近で入場規制を行っていた。店に入れるのは最大3組まで、と決まっていて、それ以外は間隔をあけて店の前に並んで待つのだ。それなりに人気があった店だったので、行くといつも2,3人くらい外で待っていたりしたのだけれど、この「間隔をあけて並ぶ」というのが結構曲者で、うっかり折り返しでもしているとどこが最後尾かよくわからなかったりする。パン屋なのでレストランと違って名前を書くわけではないのもあって、ちょっと難しい。
ただまあそこは地元のパン屋というか地域に根差した店であるがゆえに、適当に並んでいても、なんとなく皆到着順を覚えていて、順番を抜かすようなことはあまりなかった。8月でその店は閉店してしまったけれど、最後までそんな感じだった。
名前を書く場所があるタイプの飲食店は外に並んで待つ必要はあまりないわけで、もっとごちゃっとした感じで人が待っている。そういやこの間金沢に行ったとき、寿司屋の前だけ路上ライブでもやってるんじゃないかというくらい人がいてごちゃっとしていた。待合の椅子は既に埋まっていて、なんとなく距離をとるそぶりをしつつ声の聞こえる範囲で待っている、そんな感じだった。
こういう店の人だかりは難しい。この人たちは、店員に声をかける形でなんとなく並んでいたけれど人が多すぎて列がバラバラに崩壊しているのか、それとも順番待ちの機械か紙があってそれによって順番を予約し、ばらけた感じで待っているのか。
私の入った寿司屋は暖簾をくぐった向こう側に順番待ちの名前を書く紙があったのだけれど、気づくのに少し時間がかかった。初見の店はなかなか難しい。このご時世の影響で何か変更している時、店頭以外でのアナウンスがない場合もあるし、行ってみないとわからないというところは少し増えたな、と思う。
店の入口にしても、状況にしても、営業時間にしても、正しい情報をつかむのはますます難しくなっている。どうやって調べるか、結構頭の痛い問題になる場合もある。飲食店には予約もかねて電話するというのはあるだろうけれど、そうではない場合は電話すること自体が迷惑になるかもと思うとなかなかできなかったり。
まあ臨時休業とか閉業とかそういうのよりはいいんだけどさ。あいているなら。

 

それはそうと、今日もドンキホーテで入口トラップに引っかかった。初めて行くドンキホーテだったので何気なく入ってしまったが、どこに行っても「入口専用」と書いてあって、全く外に出られなくて焦った。5分くらいぐるぐる回って、レジを通れば出られることがわかったので、何も買わずにレジのところだけ通って外に出た。結局正解がわからなかった。

ドンキホーテに行きたかったわけじゃなくて、ちょうどショートカットできそうだったから通っただけなんだけど、まあ、それがいけなかったのかな。