言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

端午の節句と柏餅と

柏餅を食べた。むろん、5月5日だからである。外にめっきり出なくなってしまったのでせめてこういった季節の行事は感じたいものだと思う。本当にいつの間にか季節が変わってしまったな、という感覚でここ何か月かを過ごしているけれど、いよいよ服装も完全に春からその先に移行しつつある。花粉の季節がたぶん終わったので窓を開け放って涼しい風に当たったほうが良いのかもしれないが、どうもこのところ窓を開けて過ごしてみたりするとくしゃみが出たりするので、どうしたものか難しいものである。
さてまあ柏餅だけれど、実はすでに2日前にも食べている。早めに食べておこうかということでおとといも食べたのだけれど、今日も又当日だからということで食べてしまった。そんなに柏餅って好きだったか? という感じもしているけれど、まあなんだろう、季節ものだから食べられるときに何回食べてもいいんじゃないかな、とよくわからない理論でいる。
柏餅に使われている柏の葉は、塩蔵されたものが使われている。甘いあんこには葉っぱの塩気が少し移っている餅の感じが美味しかったりするのである。桜餅と違って葉が固いので食べる人はほとんどいないだろうけれど、まあ頑張れば食べられなくもないらしい。ただ食べるように加工されてはいないそうだし、葉脈以前に葉っぱ自体が食べにくいところがあるのであまりお勧めはしない(一応食べてはみた)。私はもう食べない。桜餅の葉っぱだけは食べるけれど、あとはだいたい食べないかな。ただまあ柏の葉も非常に良い香りがするものなので、柏餅としてはその塩気と香りだけでも十分に価値があると思う。
そういえば食べているときに気が付いたのだけれど、柏餅を包む柏の葉がどうも2種類あるようなのだ。鮮やかな緑の葉と、どちらかというともう少し灰がかった薄緑の葉と2種類である。何が違うんだろうか。製法が違うのだろうか。わからないけれど、店はあんこの種類によって葉の種類を使い分けているように見えるので、何か理由があるのだろう。

普段、この時期はあまり家にいないことが多いので、GWのうちに柏餅を食べる機会というのは案外多くない。が、どこだったか忘れたが、出先でなんとなく買って食べたような記憶もあるので、何だかんだ全く食べていないわけではないようだ。
なんとなく暦というか、季節の感じは持っているのだ。どこにいても、家にいても。

そういえば、4月の早い時点でこいのぼりがあがってるのを見た。職場の近くに小学校があって、その校庭に掲げられていたのだ。まだ入学式くらいの頃だったと思う。入学式は何とか行ったのか、行えなかったのかわからないけれど、そのタイミングでまとめてもうこいのぼりをあげておいたようだった。
家の近くでもこいのぼりがあがっているところをちらほら見かける。
GWももうすぐ終わりのようだ。