言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

正月太り

あけましておめでとうございます。
本年もどうかよろしくお願い致します。


さて新年早々こんな話題で申し訳ないが、切実な問題であるから語らせて欲しい。
お正月は本当に太りやすいのだ。というかかなり太る。もともと食事量は多い方ではあるが、それがお正月ともなると、一気に量が増えてしまうのが大きな原因となり太ってしまうのだ。

お正月はおせち料理を始めとした豪華な料理が食卓を飾る。たまにしか会わないような親戚が着たりして、お酒を飲みながらわいわいと食べて行くわけである。いわゆる宴会のように大騒ぎにならない我が家の正月はまずひたすらカニを剥いて食べることから始まり、その後はおせち料理をたらふく食べ、刺身なんかをつまみ、デザートにみかんや干し柿を食べ、チータラとかポテチみたいなお菓子をつまみ、お年賀のまんじゅうやらせんべいを開けたり、最終的には化らつきの落花生が出てきたりととにかく食べるお正月である。騒いだりしない分良く食べる。そして食べ過ぎる。

2日になれば電車に乗って初詣に出かけるのだが、その帰りはいつも決まった店で食事をして、帰ってきてお茶を呑みながらお菓子を食べる。そして夕飯も普通に食べる。3日は今度は母方の祖父母の家へ行って寿司やらピザやら食べて、飲んで、またおかしが出てきたり……。食べてばっかりの三が日だ。

原因はやはり火を見るより明らかなのである。1日やそこらではなくて、毎日食事量が多い。さらに言えば間食も多い。だんだん身体の方が沢山の料理を受け付けられるようにしてくれているのか知らないが、満腹を感じにくくなってしまうから恐ろしい。
よく大食いの人が「胃が大きくなる」とか言っているのを聞くけれど、そういう感覚なんだろう。一度許容してしまうと、それが容易に元の大きさには戻らない。お正月だから、お祝いだからとたくさん食べて閉まったら最後、普通の一人前の量で物足りなくなってしまうように思えてきたら正月太りの幕開けである。三が日が終わって普通の食生活の戻ったところで、別に食事量が極端に減るわけではないのでそのままずるずると太って行ってしまう良くないスパイラルである。

この下地は間違いなく年末に作られている。忘年会だ。そもそも飲み会というのは揚げものを食べたりおいわいのけーきなんかを食べたり、さらにはお酒の力で食欲が増進されて過剰に食べ過ぎてしまっていたりするわけである。間違っても痩せる要素は存在せず、帰り道で締めのラーメンなんて食べてしまった日には目も当てられない。忘年会シーズンはこれが続くから良くないのだ。たまにならいいのにいつもになると身体が「重く」なる原因となる。

そしてお正月にドカ食いする下地が整っているので食べまくり、そのまま今度は新年会シーズンの到来だ。忘年会ほど過密スケジュールで行われることはないが、そもそも正月太りの身体に追い打ちをかけるのにはあまりにも十分すぎるわけだ。
1月末くらいになるとだいたい後悔して痩せる努力をするのだが、今年も懲りずに既に元旦のドカ食いをやってしまっている。座り仕事で痩せる要素がさらに薄いというのに、これはもう、どうにもならないね、と今からすでに現実から目をそむけている真っ最中である。