言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

割引物語

会社の近くのドラッグストアでは今、10%引きクーポンを配布している。1品限りではあるが一番高いものから10%オフになる代物だ。期限は今月末まで。その店舗限定のクーポンなので他の店で使う事は出来ないけれども、ほぼ毎日仕事前に寄り道をする私のような人間にとってはものすごく使い勝手のいいクーポン券である。


何でもそうだけれど、ポイントもクーポンも上手く使おうと思ったら通うのが一番である。ここではき違えてはいけないのが、ポイントやクーポンのために通うようになるのは本末転倒であるということである。どうせ行くのだからついでにお得に買う。これが正しい姿勢である(意見には個人差があります)。
そういった意味ではポイントよりも割引の方が直接的で使いやすい分、お得な気がする。割引を行う際はそのキャンペーン用にもちろん予算があってつまりお金がかかるものだ。その場で割引 > 割引クーポンの発行 > ポイントでの還元 の順に割引の利用率が高いらしい。ユーザーとしてはその場での割引がお得なのは言うまでもないが、使えるかどうかわからないし貯めても使うかどうかわからないポイントよりも、割引クーポンの方が利用率が高いのだ。

私も割引券は好きだ。実質値下げです! とうたいながらポイントしか付かないのは好きではない。割引が出来てついでにポイントが貯まる、これは良い。安く買えてかつ後々使うかもしれないポイントも貯める、というのはかなりお得に感じられるからだ。ポイント制度のいいところは他の値引き制度やお得な制度と競合せず併存できる場合があることだろう。ポイントは主役ではないけれど脇役としては実にすばらしい。

 

会社の近くのドラッグストアに話を戻す。

配っているクーポンの内容は1品10%オフのクーポンだが、このクーポン1枚でなんと4回も使えるクーポンだ。1日1回までの制限はあるものの、1日1回平日はほぼ毎日行く身としてはこれ以上ないクーポンである。

面白いのはその配布頻度である。まず買い物をするとほとんど毎回貰える。この時点で毎日1回しか使わないクーポン4回分を毎日貰っているので既に3回分余計に割引の権利を手に入れていることになる。
そして結構な頻度で店の前に立っている店長の存在。彼が店の前にいる理由は無論クーポンを配って店への呼び込みをするために他ならない。そうすると私は毎日2枚分割引券を手に入れ、6回分の余剰割引権を手に入れているのである。

なんだこれは。

おかげで毎日飲み物しか買わない私であるけれども、毎日10%引きで買うことができるのでウハウハである。しかも余剰分があまりに多く発生するので、6月始まって平日はまだ5日しかないのにもかかわらず既に今月末までの10%割引は確約されている状態だ。もはや定価で購入する日は今月やってこないわけである。
その上期間限定割引と称して15%引きクーポンを配布する日まであったりするので、もう何が何だかわけがわからないけれどとにかく毎日何かしら割引なのである。

私の良く買うPBのお茶は定価でも60円なので、そこに割引が入ると54円になる。毎日54円。20日買っても1040円。昼ごはんを2日で500円ずつと頑張ってみる額と同じだけ払えば1カ月分のお茶が買えてしまうのだ。
意味のわからない状況だけれど、まあ私としては嬉しい限りなのでしばらく続いて欲しい。