言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

唐揚げそば(かなり久々)


久しぶりに、唐揚げそばを食べに来た。

唐揚げ(1個)そば



我孫子駅のホームにある「弥生軒」という店の唐揚げそばである。巨大な唐揚げが乗っているのが特徴のそばである。
まあもっとも、立ち食いそばなのでほとんどうどんみたいな麺である。うどんも提供してるが、色と太さ以外にそばとの違いはほとんどない。でもそれが好きで食べているようなところもある。
近頃立ち食いそばの店でもちゃんとそばの見た目をしたそば(まあ本当はそうあるべきなんだろうけれど、立ち食いそばのように30秒そこらで提供するようなそばは基本ほぼそば粉の含まれていない麺だ)が増えてはいるが、私としては全然そば粉の入っていないなんとなくそばっぽい色をしたあの独特の麺の方が好きだ。

我孫子駅弥生軒は、電車を降りると数名そのまま店に吸い込まれていくような人気店である。今日も11時半だというのにすでに満員だった。ただ、ホーム上に同じ店が3店舗あるのでどこかしらに行けばすぐに食べることができる。下り線のホームは電車が来たばかりなので混んでいたが、上り線のホームに行ったらガラガラだったので私はそちらで食べた。

以前は年季の入った店舗だったのだけれど、最近全面的にリニューアルして綺麗になったので利用しやすくなった。コロナ対策で仕切りがあるのも、何気に便利でいい。
立ち食いそばの店というのは自分の立ち位置を考えるのが若干面倒である。電車のロングシートの座席を想像してもらえるとわかりやすいかもしれない。きっちり端から並べば6人入れるけれど、半端な位置に入ってしまうとその人数が減ってしまう……ということは本当に良く起こる。ただ基本的に立ち食いなので目印になるような椅子がないし、そばを提供したり返却したりするような場所もあったりして、立ち食いそば屋におけるカウンターでの立ち位置というのはなかなか難しいものがあるわけである。
なので、コロナ対策と言えど目印となるプラスチックの仕切りがあると、わかりやすくていい。

そういえば、6,7年前に来たときには店舗の中で食べる場所がなくて、外に出て食べたことがあった。今は原則持ち出し禁止になっているのだけれど、当時は店が一回り小さかったこともあって、外に持ち出して食べる人もいたのだ。カウンターは当然ないので、左手で器をもって右手で箸を持って食べるスタイルになる。食べられなくはないのだけれど、唐揚げをうっかり2個とか乗せてしまうとかなり序盤食べ進めるのが大変になるものだ。器を持っている手が疲れてきても置くところがないのがなかなか厳しい。でもまあ、そうやってちょっと苦労しながらでも食べたいくらいに好きな人が多いということだ。
繰り返すけれど、今は原則店の外で食べるのは禁止となっている。店がリニューアルして全体的に広くなったのでわりと大丈夫だとは思うけれど、ご時世的に「指定場所以外での飲食」には厳しい状況であるので注意が必要である。


しかしまあ今回の弥生軒はずいぶんと久しぶりだった。家から近いわけでもないのに2018年には5回行ったという記録が残っているのだけれど、2019年に3回行った後はずっと訪れていなかった。2019年の年末に行って以来だから、コロナ流行前に行って以来ということになる。記録していないだけで1回くらい行っているような気もするけれど、少なくともこの2年くらいは記憶にもない。
はっきりとしているのは、近年やたらとコロッケそばを食べているということである。家の比較的近所にある立ち食いそば屋には良く足を運んでいるので、純粋にそちらの方に流れているのだろう。我孫子、遠いし。

今回久々すぎて、唐揚げ2個乗せは厳しいかと思って1つだけにしたけれど、食べ終わった後「もう1つ行けるな」と思ったのはちょっと自分でも意外だった。前に来たときに2個は多い、1個で充分と思った記憶があったので何も考えず1個だけにしたけれど、ちゃんとお腹が空いていれば行ける感じがするもんなんだな。
今日は暇だったので別店舗に行って唐揚げだけ食べるとかそういうこともできたのだけれど、まあそこは頑張らずに結局追加はしなかった。次、お腹を空かせて我孫子駅に降り立った時に、唐揚げ2個乗せで頼もう。それでいいや。