言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

市場

今日は豊洲市場で初競りが行われたようだ。

築地ではなくて豊洲になって久しいが、ようやく豊洲市場という文字列になじみが出てきた気がする。とはいえそもそも築地市場だって大して足を運んだことがあったわけでもなく、場外市場へ2、3度食事をしに行ったくらいのものである。だからまあなんというか、文字列的ななじみが深い、ということなのだろう。
そういえば全然関係ないけれど、市場自体は豊洲に移ったとはいえ、未だに大江戸線の駅名は築地市場駅である。名前変更の話があったような、と思ったけれどどうやら逆で存続する話しか出てこないのでまあそういうことなのだろう。駅名と同じ施設があろうがなかろうが、定着した物は変わらないのだ。世の中には結構そういう場所がある。

それでとにかく、市場の中に入る機会というのはほとんどない。魚関連の業者ではないからだ。市場は仕事場なわけで築地や豊洲のあの規模だからこそ観光目的で中にも入り込めるわけだけれど、基本的にはプロ御用達の専門店の集まりである。
観光で出かけた先の漁港だって、まあそもそもセリをしているような朝早くには足を運ばないけれど、その真っただ中に入っていったことはまあ経験がない。テレビ番組の企画とかでは、一列に並べられた冷凍マグロとかそういうものはよく見る光景だけれど、実際にアレを目にしたことはたぶんないと思う。だからいわゆる場外市場というか、一般向けに解放されているような店や飲食店に足を運ぶのが主なわけである。漁港隣接であればもちろん一般向け販売とはいえ品質は遜色ないだろうし、場合によっては結構なお手頃価格で新鮮な魚介類を味わえたりして楽しいもんだ。漁港に観光しに行くということは、周辺で海産物を食べたい、という気持ちがあるわけである。もっとも、小売店で並んでいる魚介類を眺めるのも結構楽しいわけなんだけれど。
そういえば一度だけ、ゴリッゴリの市場内の職員御用達みたいな食堂に行ったことがある。ネットの記事で紹介されていたのがきっかけだと思うけれど、一応一般人も入れるには入れるけれどもなかなか市域が高いというか、本当に仕事場のど真ん中という感じで不思議な雰囲気の所だったのを覚えている。駅からもそこそこ遠く、なおかつ平日の昼間でしか営業していない。敷地的には完全に市場内。一応メインの建物とは別の場所にプレハブみたいな形で建っていたけれど、でかいトラックの発着場をすり抜けていった先にあるのだから結局施設内は施設内だ。
あの巨大なネギトロ丼、安くて美味かったな。今でもあるんだろうか。市場の人は朝に多く利用するからか昼間は閑散としていて、暖簾も出ていないから本当にここでいいんだろうか? とか思いながら入ったっけな。いやー、久々に食べたくなってきたな。
もう5,6年も前の記憶であるから今どうなっているかさっぱり見当がつかない。観光で開放している市場じゃないから、全然情報とかないんだよな。たぶんやっているとは思うけれど、このご時世だと短縮営業なり営業休止なりしていても本当にわからないからな。そうこうしているうちにまた緊急事態宣言とかでそうだし、まあしばらくわからんね。