言葉のリハビリ場

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ホテルの「お部屋お任せプラン」

「お部屋お任せプラン」などと銘打たれたホテルのプランを予約すると、結構面白い部屋にあたることがある。一人利用なのツインというのはよくある方で、一人なのにトリプルベッドの部屋に通されたこともある。ツインベッドは片方を荷物置き場のようにして使ったりするけれど、さすがにトリプルは持て余した。
2人で明らかな4人部屋というのも当たったことがある。2ベッド + 和室、みたいな和洋室というやつで、なんだか知らないがテレビもベッド部分と和室部分の両方についていて面白かった(仕切りでもあれば簡易的に2部屋に出来そうだったが、特になかった)。そういうよくわからない特別室に案内される面白さが、お部屋お任せのプランにはある。
この手の部屋って最初からシングル用にアメニティを調整してあるものと、とりあえずそのままになっているところがあるのが面白い。スリッパなどが使い捨てではないホテルは割とそのままになっていて、それこそ前述のトリプルベッドの部屋はすべてのアメニティが3セット置いてあって笑ってしまった。タオル3セットはさすがに使わない。温泉付きのホテルなんかでは2セットタオルが置いてあると、朝風呂に行くときに前日のタオルが乾いているかを心配する必要がなくていいな、くらいには思うのだけれど、まあそういう時は浴場の脱衣所とかフロントとかで新しいの貰えたりするけれどね、普通は。要するに手間の問題だ。

まあもちろん、よい事ばかりでもない。エレベーターの隣のちょっと騒音の気になるかもしれない部屋とか、あるいは横幅の狭い小さなベッドが2つ(エクストラベッド置き場として使ってるんじゃないかと私は踏んでいる)のツインルームを1人で使うとかそういうこともあった。でもまあ、元々そんなに長い時間部屋にいるわけでもないし、前に台湾に行った時に経験した窓のない部屋とかそういうのよりはいいんじゃないかなと思うわけである(窓はないが水回りが異様にきれいで広かったりしたので不満はなかったけれど)。

そういった具合で変な部屋に通されることもあるのだけれど、お部屋お任せのプランなのでそこは仕方のないところだ。ランダム性を楽しむものであり、かつ、1人であれば通常のシングル利用と同程度かそれよりも安い場合もあるお得なプランであることが多い。ホテル側からすればその日の予約に対して空いているところに入れるわけだから稼働率の調整になるくらいのことであって、ランダムでも良ければこの値段で泊まれますよ、というそういった趣旨のプランであることを理解しないといけない。とはいえ今のところ変な部屋とはいっても問題なく寝泊まりできる部屋で、そのホテルの最低限は下回ってきたことがないため、問題なく使っている。
見つけたら必ずお部屋お任せプランで予約しているというほどではないが、値段と予約状況を見てお部屋お任せのプランがあればそれにする、ということは多い。それで面白い部屋にでも通されれば話の種にもなるし、変な部屋でもそれこそ水漏れとかお湯が出ないとかそういった欠陥はさすがにプランや料金のうちには含まれていないため、何らかの対応はしてもらえるものである(修理とかダメなら割引とか)。

さすがに複数人での旅行とか、それこそ和室の旅館とかではお任せプランを選択することはほとんどないけれど、一人旅の時は積極的にこれからも使っていきたいね、お部屋お任せプラン。

 

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