言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

寝過ごし・乗り過ごし

電車を乗り過ごす。寝ている時と、起きている時と。数えたことがないのでわからないが、多分月一回あるかないかくらいの頻度で何かしらやっている気がする。家に帰れなくなったとか大幅な遅刻だとか、そう行ったクリティカルなものが無いので良いものの、いつか大ポカしてしまいそうで怖い。


そもそも起きているのに乗り過ごしてしまう場合というのは、たいてい何か違うことに集中してしまっている場合だ。座席に座れている状況で、かつそれなりに混み合っている車内だとなおさらである。

一番最近やってしまったのは、スマホでホテルの予約をしていた時。5人分の部屋を予約しようと思って、2,2,1の3部屋にすべきか、でも空いてないし2,1,1,1の4部屋にしようか、いやいやもしかして3か4人の部屋があるか? とかああでもないこうでもないと調べていたら普通に2駅くらい過ぎていた。

起きているのに降り忘れるというのは内心ものすごく恥ずかしいものの、寝ていたわけでもないので表面上は冷静を装い、ああ私ここで降りる予定なんですよ、みたいな顔してスッと下車するわけである。それでまあ素知らぬ顔をして向かい側、反対方向のドアの前に並ぶのである。あくまで自然に。とっさに降りる駅だから、よく知らない駅である場合も多い。向かい側に反対方面の乗り場があるとも限らないわけで、そういう時は人の流れに従って適当についていく。何やってんだろ……とか、やっちまったな……とか軽く思いつつ、行きがけの出来事であれば目的地までの乗り換え検索を再度行うわけだ。帰りがけであればもう単純にがっかりするだけである。終電とかだと警戒しているのでやらないし、終点まで乗っていけばいい列車でもないのがミソだろう。余裕こいているときほど、うっかりミス。5駅分くらいしか乗らなくても座席が空いていれば座ってしまうので、そういう時に何か集中してしまうと稀にこういうことが起きるのだ。

普段いかに無意識で動いているかということでもある。ちょっと混雑してる車内では、アナウンスがはっきり聞こえないことがあるけれど、あれは座席に腰を落としているときほどトラップである。特に地下鉄の駅などは似たような作りの駅が連続していたりして全然判別できず、うっかり乗り過ごしてしまうパターンがあるわけだ。

 


寝過ごしもそれなりにやらかしている。大抵いつも1駅分意識を失う。なぜだかわからないが、きっちり1駅分意識がないことが多いのだ。次が目的地ならそこで起きればいいのだろうけれど、どうしてかそういうときほどきっちり1駅分寝てしまう。起きたら通り過ぎている。そのパターン。

通勤時間帯にやってしまうと遅刻につながるので結構きつい。めったにないけれど、ごく稀にやってしまうから怖いものだ。

ちなみに一度だけだが、旅行先でも寝過ごしたことがある。1時間に1本も列車があるか怪しい路線でもごとに1駅分寝過ごしてしまった。あれは肝が冷えた。幸い(幸いでもないが)2,3kmくらいの駅間隔だったのでだらだら歩いて戻ったが、もっと遠かったら普通に終わっていたと思う。あと夏でよかった。

 

起きたら知らない遠方だった! ということはまだ無いけれど、いつかやってしまわないように、今のまま寝過ごしは一駅くらいでなんとかなるようでいたい。