言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

頭痛で帰りたい日

頭が痛いと何もできなくなる。頭痛と言うのは本当に厄介だ。ひたすらに眠い寝不足の時になったかと思えば、寝すぎてしまった時にも頭痛がやってくる。ちょうどいいという塩梅に足りなくても越えてもダメなのだ。

せっかくの休みの日。頭が痛いとそれだけで一日損をしたような気がする。気がするというか、実際に損をすることが多い。頭が痛いと食欲もなくなる。下手すれば吐き気すらある。でも熱があるわけでもないし風邪をひいているわけでもない。だから大人しくしているしかない。

大人しくしている、というのは案外大変である。だって、頭が痛い時に大人しくしているのはかなり暇である。例えばPCは操作できないし、スマホだってもってのほかだ。だって頭が痛くなる原因でもあるわけだから。私が家にいる時の時間の使い方なんてほとんどスマホやPCである。それが封じられてしまったらやることがない。
基本的に目を使うようなことができなくなるから、読書やテレビすらも無理だ。テレビを音だけぼんやり聞いている事は出来るけれど、それはあくまで「出来る」だけで、頭が痛いことには変わりがないので極めて不快になるだけである。

寝すぎていて頭が痛い場合は、寝ることも出来ない。入眠自体はまあ出来てしまうのだけれど、その場合頭痛の原因がさらに増幅されてさらにひどい頭痛になる事さえある。血管が拡張されて周りの神経を圧迫していることが原因だったりするので、頭を冷やしたりするのは案外効果的だったりする。でもまあそれで治るかと言えばそうでなかったりするので、もうその日は諦めて出来るだけ何も考えずぼんやりと過ごしてしまうに限るのである。


仕事中に頭が痛いというのも最悪である。何もしたくないのにしなくてはならない。ぼんやりしているわけにはいかないのだ。よりによってPCの画面を見つめなくてはならないと来れば、地獄以外の何物でもない。頭痛を抱えながら集中できる時間なんてたかが知れている。当然ミスも出る。ミスが出るから慎重にやらねばならないところなのだろうけれど、あいにく頭が痛すぎていつもより能率が下がっていて、上手くこなすことすら難しいのだ。


頭痛で会社を休むのは難しい。風邪みたいに明らかに調子が悪そうな場合は帰りやすいし休みやすい上に、病院にでも行けば風邪の診断が出て薬をもらえたりする。その事実だけでもずいぶん休みやすいものである。
頭痛はパッと見普通だから嫌だ。顔色が悪いかどうかなんて気づかれないものだし、悪くても風邪をひいている時のそれとは違う。あくまで自己申告的なものであるからどうも周りに気づいてもらうとかそういう事を期待するのは無理がある。じゃあ頭が痛くてしかめつらでもしてみたらどうかとなるけれど、どうせ毎日画面に向かってしかめつらをしたり時には悪態をついたりしているわけで、むしろいつも通りにしか見えないだろう。困ったことに頭が痛いのは一過性の場合がある。とはいえ一過性とは言え半日とかそれくらい引きずることもある。無理に作業をするとなおさらだ。
だからこそアピールが難しい。狼少年のようにはなりたくないのだ。頭が痛いですアピールなんて思われるのもいやだ。結局我慢してしまったりする。
頭が痛いのに。辛いのに。

頭が痛いので休みます、それでは。