言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

ミストシャワーの攻撃

暑さ対策で屋外に設置されている、ミストシャワー。そんなに普及はしていないものの、最近は街中特に観光地なんかでよく見るようになってきた。

この間は動物園でも見た。シロクマの屋外展示場に設置されていて、ミストシャワーの下に暑そうにもさもさの毛皮に包まれたシロクマが寝っ転がっていた。ミストシャワーは果たして涼しいのだろうか。水に入るより疲れないからいいのだろうか。それにしても過酷な環境だろうなぁ、と思ったりするわけである。

霧状の水を散布すること、つまり気化熱を利用して暑さを和らげようという試みであり、屋内のようにクーラーの使える場所でない場合の涼をとる手段として使われているようだ。正直言って元々湿度も高い上に水分量を増やされてはあんまり涼しくはない気がするが、こういうものもきっと気持ちが大事なんだろうと思う。たぶん。

涼しい涼しくないはさておいても、たまにこの「霧状にする」のが下手くそな場合がある。霧というより霧雨のようになってしまっている場合だ。その場合中途半端に水浴びをすることになり、特にメガネをしている人にとってはただの迷惑になっていたりする。私はなった。

家の近くの商店街の店に設置してあるミストシャワーが霧状にするのが下手くそで、通るたびにメガネに大量の水滴が付着するためまあまあ嫌な思いをしている。ここは香港のマンションにずらっと並べられた室外機の下か! とわかりにくいツッコミを入れるのも無理があり、ただただ無言でメガネを拭く動作を強いられる不快感。できれば早めに改善するか撤去してほしい。反対側の歩道は日向なのであまり通りたくないから。

優秀なミストシャワーはメガネには付着しない。例えば六本木ヒルズに大量に設置されているミストシャワーはもくもくと煙る勢いで噴射されているが、水煙を抜けたところでも特に何の影響もない。かくあるべきだ。