言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

寝違え

重いっきり寝違えた。
寝違えってのは唐突にやって来るもんだ。寝ているときにきっと変な姿勢で寝て居tんだろう。暑いからね。暑いから寝相も悪くなってまあぐるぐるいろいろ動き回りでもして、ある瞬間深い眠りに落ちたのだろう。変な姿勢のままで。そういうもんなんだ。

早朝、うすぼんやりとした意識の中で、自分の体が横を向いていることに気が付いた。これ自体はよくあることだ。一番多いのは腕が頭の下敷きになっていて、しびれてしまって感覚がないパターン。これは結構焦る。自分の体なのに自分の体としての感覚がないのは結構ビビる。頭をどかすと血流が戻るのだけれど、その時のなんか血が通うような感覚は、不思議なものを感じるものだ。寒い朝によく起きるような気がするから、冷えているのがいけないのかもしれないな。
寝違えている時というのは、感覚自体は普通に生きている。ただ、なんかちょっと変なほうを向いているな、とか、変な格好をしているな、という違和感を覚えるのである。この時点ではまだ体は痛くない。実際には、その姿勢から体をもとの楽な姿勢へともどそうとしたときに、長い時間変な姿勢を続けていたために凝り固まってしまった部分が一気に解放され、そのまま耐え切れず傷ついてしまう。これが寝違えの原理だ。つまりまあ、起きた瞬間、起きて動いた瞬間の動作こそが寝違えの最後のトリガーなのである。

いつも思うのだけれど、じゃあ凝り固まってしまっていることに気づきでもしたら、ゆっくりと時間をかけてほぐしながら起き上がれば痛みを感じずに済むのだろうか。無理だろうな、とはうすうす思っている。なぜなら朝方の眠りが浅い時間にも、すでに体が動いているからだ。起きたときに動くから痛むのだというけれど、私はもう起きるその瞬間より前に体を動かしてしまっているような気がする。起きた時にはもう痛い。


そういうわけで寝違えのせいで、首の後ろから右側にかけてがすごく痛い。名前を呼ばれてもスムーズに振り向けないのはもとより、例えば仕事中にちょっと休憩がてら伸びをしようというそれもままならない。ずっと下を向いていたりずっと上を向いていたり、そういう時の痛みとよく似ている気がするな、と思いながら、ずっと前を向いて、呼ばれたら体ごと向くようにして、そうして一日を過ごした。
寝ようとしても痛い。やっぱり布団の上でもある程度体は動かすものだ。枕の上で自分の場所を探す、それさえもままならないのは何とももどかしい。眠いけれどあまり痛くすると目が覚めてしまいそうだ。

まっすぐきれいな姿勢で、動かずじっと眠りに落ちることができればいいのだろうけれど、どうもできないな。

プロ野球選手でも、投手が登板回避するときの理由として寝違えという理由が出てくるので、まあ防ぐのって結構難しいんだと思う。どうしたらならないで済むのかな。