言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

新幹線自由席にて

混雑時の新幹線の自由席ってとんでもないな、と思っている。現在進行形で思っている。今日は8/9、明日から3連休という金曜日だ。いわゆるお盆休みの時期であるから、3連休の後の平日を休んで9連休にする人も居るだろう。明日から出かける人もいるだろうけれど、今日つまり金曜日の夜から出かけて行く人もとても多いわけである。今まさにそれを思い知った。2.5時間立ちっぱなしである。まあそういうこともある。指定席を確保していないから。

私はといえば明日からゆっくり出かける予定だったのだが、「金曜日の夜から出かけたら休みが増えた感じがしてお得だな」と似たようなことを考えて、急遽新幹線乗車が決まったのである。とはいえ普通に昼間は仕事なので、終わり次第の乗車である。何時の列車に乗れるかわからないという状況だったので指定席券は買わずにいたのだが、そんなぼんやりした考えで駅に向かったら既に「本日分の指定席完売」の掲示がなされていたところだった。

指定席完売。今日のうちに目的地に向かわなくてはならないので、それなら自由席となったわけであるが、まあ空席があるわけもなく。昼間なら何本か待って乗ればいいのだが、あいにくもう夜である。ぼんやりしていたら新幹線そのものが終電を迎えるだろう。すなわち目の前の列車に乗り込むしかないということである。

 

自由席の混雑は途方も無いものである。まずホームに人が溢れかえっている。ドアをすでに開けているというのに、もう人が乗り込めないのだ。満員電車のそれである。ドアは開いているが乗り込む隙がない。

始発駅でこれなんだからもう誰も乗れないのでは? と思いつつ、仕方がないので指定席車両のデッキへと向かう。指定席車両は基本的に自由席特急券では乗れないのだが、混雑時は別だ。もちろん座席には座れないが、通路に立っていることはできる。

ちなみに指定席のデッキや通路を解放するかどうかはその列車の車掌に権限があるので、車内放送なりなんなりでアナウンスがあれば乗っていても咎められることはない。逆に言えば特に解放の指示がない場合は咎められる場合があるということだ。まあ自由席に空きがないくらい混んでいたら物理的に指定席の方に溢れるので、指定席のデッキや通路を使わざるを得なくなるだろうけれど。

なので混みそうな時期に指定席を買う場合は、自由席からできるだけ遠い車両を選んだ方がいいと思う。新幹線で何時間も自分の横に立っている人がいるのって、普通にきついと思うので。暑いし。

そうは言っても、新幹線は新幹線であることに変わりはないので、例えば在来線特急のそれと比べればだいぶマシではある。山陰本線で2両編成しかない特急列車の自由席で立っていた時は、右に左に振られてかなり大変だった。新幹線は偉大である。

ところでまだあと1.5時間くらいはこのまま立ちっぱなしなのだけれど、いい加減やる事もなく飽きてきた。本当は駅弁でも買って車内でゆっくり食べる予定だったのだが、それは指定席が完売しているのを見た時点で諦めた。

 

食事を封じられると案外暇なのだ。人が多くて電波もそんなに良くないし。

こうしてブログを書いてるのが一番時間を使う暇つぶしなのかもしれない。