言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

おにぎり温めた


北海道のコンビニでおにぎりを買うと、温めるかどうかを聞かれることがある。お願いすると、ちょっと袋を開けた状態で10秒程度軽く温めてくれるのだ。北海道メインのコンビニであるセイコーマートではもちろん、それ以外の全国展開しているチェーンでも聞かれることがある。ただし基本的に北海道の店舗でしか聞かれない、というか他所ではまったく「おにぎりあたためますか」のフレーズを聞くことはない。
北海道独特の文化ということのようだ。
レジでそのように聞かれるのは北海道だけだが、最近近所のコンビニでも「温めて美味しい」というフレーズと共に売られているおにぎりを目にするようになった。買って帰ってレンジに突っ込んでから食べているけれど、これが結構美味しくてハマっている。冷たい状態も美味しいけれど、寒いので温かいほうが食べやすい。

考えてみれば、おにぎりが温かいというのはそこまで違和感はない。普通に手で握ったおにぎりがまだ暖かい状態である……なんてことは普通にある。
ただ、コンビニおにぎりで最もメジャーな、パリパリの海苔のおにぎりというのはあまり温かい状態に馴染みがない。冷蔵ケースの中で売られているので基本的にひんやりとした状態で手に取ることが多いはずだ。丸型のおこわのおにぎりとかは確かに温かい状態が想像しやすいけれど、三角のおにぎりは冷たいイメージが強いだけに、温めるイメージと言うのが全然沸いていなかった。
でも、やってみたらこれが結構良かった。特に朝がいい感じになる。温かいお茶でも入れて、少し温めたおにぎりを食べる。なんとなくそれで目が覚める。起き抜けは結構寒い(目覚めるために暖房の切タイマーを使って起きるより先に切れるようになっているからというのもある)ので、温かいものを食べるというのはいい感じだ。コンビニが徒歩10分くらいのところにしかないので大抵前の日の夜に買ってきて冷蔵庫に入れておくのだけれど、それを温めて食べるだけで満足度が結構違う。
最初にちょっとだけ袋を開封して、後はレンジで20秒くらい温めるとちょうどいい感じになる。若干ムラはあるが、冷たいというほどでもないのであとは好みだ。アツアツにする必要はないと思うので、なんとなく外袋を触って暖かかったらそれでいいや、くらいにしている。
本当はスープや味噌汁でも付けたいところなんだけれども、急いでいるときにアツアツの汁物と言うのは食べるのに時間がかかるので、おにぎりがちょっと暖まっているだけでも十分である。まあ在宅で仕事をしている場合は別に準備しながらでも食べられないことはないけれど、飲み物以外はどうしても手を使うので、微妙に効率が悪いのでやりにくいところはある。まあスタイルの問題だ。おにぎりをサクッと食べるだけの余裕があって、それが温かいと嬉しいという、そういう感じの話である。

そんなわけで目下、おにぎりあたためマイブームが到来している。
帰宅前におにぎりを買ってきて、家でちょっと温めてから食べる。それだけなのだけれど、そのままよりもちょっと美味しくてちょっと満足できる、そんな感じがいい。
今月は結構休日が特に忙しくてバタバタしがちなので、温かいおにぎりにお世話になる日もしばらく続くだろうな、と予想をしている。まあ師走に忙しいのは悪い事じゃない。あっという間にいつも年末になってしまうものだ。12月と言うのはいつもあっという間である。気が付けば年が明けているのだ。
そんな冬のお供に温めたおにぎり、いいじゃないかな、季節とよく合っている気がするな。

まああとは鍋とその〆の雑炊かな。冬って感じがするし、あったまるし、最高だよね。時間があるときしか雑炊までやらないけれど。