言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

枕を新しくした


昨日、新しい枕を買った。
今まで使っていたのは無印良品で適当に買った700円くらいの枕だった。別に悪くないなーと思って使っていたのだけれど、羽根枕というのは思いのほか頭の重さで沈み込むものであり、そのせいで最初考えていたよりも枕の高さが低い感じで寝ることになってしまった。枕が低いと、例えばちょっと鼻詰まりがあるときとかはなんとなく寝にくかったり感じたりして、イマイチだなと思うことが増えて行った。
そういうわけで間にクッションを挟んで高さを出してみたり、枕の中身の羽根を寄せて厚みをつけてみたりと工夫をしながら寝てみたのだけれど、寝入りはそれで解決しても今度は寝起きの時の感覚がイマイチだということに気が付いてしまった。
寝違えまではいかないものの、なんとなく首や肩に負担がかかっているような感じのある日が増えたのである。そうするともう、工夫とかではなくて枕そのものを買い替えたほうがいいんじゃないかな、という結論に至ったわけである。

そういうわけで枕を買いに出かけた。買おうと思ったのはもう1か月以上も前の事だった気がするのだけれど、いろんな絡みで延び延びになってしまってようやく昨日出かけることになった。本当は金曜にカレーを作って昼ご飯にそれを食べた後は買い物に出かけようと思っていたりしたのだけれど、あの日はなんか大盛りでカレーを食べたら猛烈に眠くなって午後はほとんどゴロゴロ過ごしてしまい、機会を逸してしまっていた。昨日ようやくちゃんとした時間に起床してなおかつ体調も良く、天気も良いときてこの機会を逃してはならないと自分に言い聞かせて重すぎる腰をようやく上げたのである。
電車に乗ってニトリまで出かけるのは決まっていたのだけれど、降りてから徒歩で1km(+歩道橋)という立地もあって結構行くのは面倒くさい場所である。別にニトリじゃなくてもいいだろうと思って他を探したりしたが、結局いろいろ見てニトリに行くのが楽そうだということがわかってしまい、私はようやく腹をくくった。
枕じゃなければネットで適当に買ってもいいんじゃないかと思うのだけれど、「今使っている枕が合わないので新しいものを買いに行く」という目的ならばやはり店舗で現物を触ってみたいものである。そうでないと、高さとか材質とか、実際よくわからない。ホテルや旅館で置いてある枕だって合う合わないがあったりするので、ちゃんと現物を確認することは大事である。

そういうわけで、まあ天気も良かったのでおとなしく歩いてニトリまで枕を買いに行ってきた。

これは私の癖なのだけれど、目的のものがはっきりと決まっているときにあえて店の中を遠回りしていろいろ余計なものを眺めてから行くという癖がある。暇な時しかやらないけれど、まあ要するにウィンドウショッピングみたいなものだ。
この日も私はまっすぐ枕のコーナーに向かわず、クッションやら座椅子やらを見て回ったり、ローテーブルとラグのセットが展示されているのを眺めに言ったりした。テーブルだけで5万円とかするものだったのでもうそうすると買うとかいう選択肢があるはずもなく、「宝くじでも当たったらこうやって一式揃えておしゃれにするんだろうな」みたいなことを考えながら、ベッドのコーナーまできっちり見て回ってからようやく枕コーナーへと到達した。
店まで1km歩いているので帰りも同じだけ歩かなくてはならないのだけれど、そんなこともお構いなしに店内をじっくり見て回るのはまあ面白いものである。家具屋や生活雑貨の店なんかはついそうやっていろいろ見てしまう(同行者がいたらやらない)。

まあそんなわけで遠回りはしたが、枕コーナーにたどり着きいろいろ見て回って枕を選んだりした。
ただまあ実際寝て確かめることはできないので、見本を触りながら材質や反発を見て何度か売り場を言ったりきたりしてようやく、買う枕を選んだ。低反発系の枕や、ウレタン材質の枕などと悩んだりしたが、触った感じが好きだったのでホテルっぽい感じの枕にした。高さがそれなりにあるもので、圧をかけてもへたりにくそうなやつ。
家まで手で持ち帰るのが若干面倒な感じの大きさの外箱だったけれど、中身は枕なので重さはなくてよかった。電化製品を手で持って帰るのとは違っていい。

3千円くらいしたけれど、いい枕だといいな。早速昨夜から使っているけれど、今のところは結構いい感じ。平日普通に使って問題なきゃ前の枕はもう処分……と思ったけれど、まだベッドの上に載せてある。なんとなく壁の方に置いてあると落ち着くような、そうでもないような。まあ邪魔になったらしまうなり処分するなりするだろうけれど、当面はまだベッドの上。