牛めしチャーハンを作ろうとしてアレンジ過ぎたら別物になった
一昨日は結局牛めし(松屋の時に「牛丼」じゃなくて「牛めし」にしなきゃならないの地味だけど面倒くさい)を2食テイクアウトしてきた。当日そのまま1食食べた後、残りは1晩寝かせておいて翌日の昼に食べた。
そういうわけで金曜日の昼ご飯は牛めし活用ご飯だったというわけだ。本当は夜にしようと思ったのだけれど、昼にもう食べたくなったので繰り上げた。
何をするのかと言えば、冷えた牛めしをそのまま炒めてチャーハンにしようというわけである。「大東京ビンボー生活マニュアル」という漫画で紹介されているためネット上ではそれなりに知られた食べ方ではあるが、実際に試したことはなかった。あれは恐らく吉野家がモデルではあるが、別に似たようなもので失敗はしないだろうと今回松屋の牛めしで試すことにしたのだ。
松屋はテイクアウトする時に具とご飯を分けた状態で提供してくれるセパレート方式が標準である。昔は口頭で伝えないと行けなかったような気がするのだけれど、いつの間にかバラバラでテイクアウトできるのが通常になっていた。ちなみにほかの牛丼チェーンだと牛丼は牛丼の状態でしかテイクアウトできない。一度吉野家で牛丼をテイクアウトしようとしたときにこれもセパレートにできないものかと聞いてたことがあるが、その時は普通に「牛皿とご飯という形で別々に注文してください」と断られた。要するに別料金というわけだ。松屋が一番三塚にあるので全然知らなかったけれど、セパレートにできるというのはそれなりに大きなサービスであるらしい。
まあそんなわけでセパレートにしてくれていたわけだけれど、私はあえてご飯に具を全部かけて、それから冷蔵庫に入れて一晩保存した。ごはんに味が染みていた方が都合が良い感じがするからだ。どうせ全部混ぜて炒めるわけだし。普段牛丼を食べようというときにはしみ込んでしまっていない方が好きだけれど、チャーハンにするなら別だ。
翌日取り出してみると、目論見通りご飯の下の方に味が全部しみ込んでいる形になっていた。
これを適当に油を引いたフライパンで炒めるわけだけれど、先にご飯を入れてほぐしてから具を後から入れるようにした。そうした方がいいようなことをどこかで見たからだ。あとは味付けに少し麺つゆを入れるといいということも見たのでその通りにする。卵も入れると良いらしいけれど用意がなかったのでそれはスキップして、後はとにかく具とご飯をばらばらにしながら混ぜ炒めていった。
その時点でだいぶおいしそうだったのだけれど、立ち上る醤油の匂いにふと思い立って、鰹節を上から全力で投入してさらにちょっとだけ醤油を足してみたりした。以前「おかかチャーハン」を作ったときと同じような匂いがしたからだ。
結果、おかかチャーハンになった。
牛肉入りのおかかチャーハン。
牛丼の風味のおかかチャーハンになった。美味しいし好きだけれど、たぶん牛丼チャーハンではなくなった。どういうことだろう。なんでだろう。嫌なんでかというのは鰹節をたくさん入れたからなんだけれど。普通におかかチャーハンをするときよりも具が豪華で美味しかったしまたやりたいとすら思ってしまったけれど、たぶんこれはもう牛丼チャーハンではない。
鰹節ってすごい。
まあ今度一度鰹節を入れずに作ってみようとは思うけれど、私は実のところおかかチャーハンが大好きだし大好物なのでしばらく順番が回ってこなさそうだ。適当に作っても美味しくなるからアレ、ホント好きなんだ。
牛めしあるいは牛丼を使ったチャーハンはたぶんきっと普通に美味しいんだということは分かったので良しとしたい。