言葉のリハビリ場

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スマホ注文

串カツを食べに行ったらスマホで全部注文できて便利だった。

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座席番号と紐づいたQRコードをを渡されるのでそれを読み込むとスマホから注文ができるという仕組みである。忙しそうな店員を捕まえなくとも、自分のペースで自分の好きなものを簡単に頼みやすくていい仕組みだ。頼みたいメニューを覚えておかなくても、適当に「カートに入れておく」要領で置いておけるのもいい。ついつい注文時になって忘れてしまう、なんてことは往々にしてある。
頼みたいものをとりあえずで設定しておいて、ちょうどいいタイミングでまとめて頼む……というのを繰り返していたら少し食べすぎてしまったくらいには便利だった。

この個人のスマホを利用して注文をする、という仕組みは昨今じわじわと広まっているように感じられる。先日牡蠣を食べに行った店でも同じようにスマホから注文を行う仕組みだった。
この注文方法自体は元々コロナ流行以前から見たことはあった(それこそ3年くらい前に大阪に行った時に確か初めて使ったような記憶がある)けれど、このご時世も相まって個人のスマホで注文する仕組みに切り替えたという店が増えているように感じる。
複数人で行ったときにまとめて1台のスマホから注文を行うというのは操作者が少々煩雑ではあるが、混んでいるお店では特に便利だな、と思う。どうせ注文をする前「あれが食べたい」「これが食べたい」という話はするわけだし、その流れで注文できるのは手間がなくていいのかもしれない。

ただまあ当然だけれど、スマホを持っていない人はこの注文方法は利用できない。回線についてはおそらくフリーWifi等で対応できるように店側が何とかしているんじゃないかと思うけれど、スマホタブレットなどのモノ自体がなければまず不可能である。
数年前まではそういうことが障壁として懸念されていたような感じがするのだけれど、最近はどうだろう、原則スマホでないと利用できず持っていない人だけ個別で対応する、というやり方はずいぶん広まっている。それだけ普及したということなんだろうな。時代が進んだものだ。
もちろんいろいろな理由があってスマホを使えない場合というのは存在する。一番わかりやすいのは充電切れ、というパターンだ。充電器を家に忘れてしまって1日過ごして最後充電がなくなったところでスマホからしかオーダーできません……と言われたらまあそれは普通に無理だ。でもまあそれはなんというか特例であって、原則店に来る人はみんな使える状態でスマホを持ってくる、という前提でシステムを作ってもいいと判断されていること自体が時代の移り変わりを示している。

それにしたって、飲食店の注文方法というのは実に多様化した。
タッチパネルなどはもはや当たり前である。チェーンの居酒屋やファミレス、回転寿司あたりでよく目にするようになった。備え付けのタッチパネルはもとより、iPadなどがそのまま括りつけられている場合もある。100円じゃない回転寿司でも同じような感じになっていたりするのを見るとずいぶん浸透したんだなと思うものだ。
マクドナルドなどで見る「モバイルオーダー」も同じ分類とみていいだろう。事前に注文しておいて取りに行くというのは結構前からできた気がするけれど、今は店内の座席と紐づけた注文ができるようになっている店もある。先に席を取ってから注文の長い列にならぶか、あるいは先に並んでおくべきかなどと考えることもない。

口頭で注文を伝えないようにする、という意味ではこちらが紙に注文を書いて手渡しする、という仕組みも以前より増えたように思える。サイゼリヤが今そのシステムを採用しているけれど、漏れなく注文できるので不便していない。
回転寿司でも目の前に職人がいるようなタイプのお店では前から結構紙に書いて注文できるところはあった。でもまあ目の前に人がいると口で伝えるのが楽だし、何なら職人側から話しかけてきて注文を聞いてくれることもあった。でも今はやっぱり感染対策ということも相まって、「紙に書いても注文できます」ではなくて「紙に書いて注文してください」になっている。目の前の人に紙で書いて注文するのはなんとなく違和感があるななんて思っていたけれど、今ではみんな同じようにしているわけで自然にできるようになった。
世の中結構変わったものだ。たった2,3年でも随分と雰囲気というか、常識が変わっていくものである。