言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

違う色のハンガー

100円ショップで「まあこれくらいでいいかな」と加減して買ったハンガーが結局足りなくなった。足りなくなったというかもともと足りてはいなかったけれど、まあギリギリまわるし当面これでいいか、という感じで放置されていたものだ。次に行った時に買い足せばいいや、と思っていた。
もともと持っていた緑色のハンガー(なんか知らないがまっすぐじゃなくて凹凸がある)と、100円ショップで買った青いハンガーがそれぞれ同じ数あって、見た目の違いと服の数がちょうどよくて、なんとなく種類別に使い分けたりしていた。その2色と、クリップで挟んで使うタイプのハンガー、あとは靴下とかをつるせる洗濯ばさみがたくさんついているやつ。このあたりのラインアップを1セットで回していた。

少し経って、季節が変わり寒くなってきたので、着る服の数が多くなった。当然これまでの運用ではハンガーが足りなくなった。
じゃあちょうどいいからとまた100円ショップに行って同じハンガーを買おうとしたらなんと、きれいさっぱり同じ種類の同じ色のハンガーがラインナップにないのである。
一番シンプルな何の変哲もない青いハンガーを補充しようと思って行ったのだけれど、見事にピンクや黒とかの違う色のハンガーしか置いていなかった。なんとなく色ごとに役割ができてしまっているので同じ色のハンガーを増やしたかったのだけれど、青いハンガーはどこにも見当たらない。違う店舗に行ってもない。
あと、違うチェーンに行くと微妙にデザインや色が異なるというよくわからない知見も得た。ほぼほぼ同じなんだけれど微妙に角の曲げ方が違うとか、青は青でもシアンみたいなちょっと違う色だったりとか、並べなくてもわかるくらいの違いはあるもんだ。なんだそれ、と思いながらとりあえずクリップ付きのハンガーだけは同じものがあったのでそれだけ買って帰ってきた。

そんなもんなのだろうか、ハンガーって。同じ色のハンガー、特に青いハンガーなんていつでも買えると思っていたけれど、まさかそうではないなんて。ちょっとショックだった。

まあなんか機能としては全く同じなので違う色のハンガーを買ってもいいんだろうけれど、なんとなくまだちょっと抵抗があって買っていない。青がメインで緑があって、というくらいで使っている中に、違う色を入れる勇気がまだ出てこない。
とはいえ欲しいのは欲しいのでどこかで諦めて買うんだろうけれど、まだ少し粘っていたら青いハンガーの在庫が出てきたりしないだろうか、なんてちょっと思ってもいる。

本当はたぶん電話でもして店舗なり最悪本部なりに聞けば一発であるかないかとか、下手すれば取り寄せできるとかそういう話にもなるだろうけれど……まあそこまでの情熱はないんだよな。それをするほどは青いハンガーに執着はしていない。おとなしく黒でもピンクでも、オレンジでも白でも使うだろうと思う。

ハンガーの色なんて気にしないで使えばいいんだろうけど、なんかこう服の数と洗濯機前に持っていくハンガーの数を考えたときに、色に紐づく数を思い浮かべて持って行って……というのが習慣になってしまっているだけに、いよいよ変に気にしそうで嫌なんだよな。
今日は2枚多いから通常の青に加えて白から2つ追加して、ああでもこの間シャツに黒を2本使っているから残数的にそっちを使った方がいいか……とかもうほんとどうでもいいことはわかっている。わかっているけどなんか変に意識してしまう。めちゃくちゃしょうもないしめちゃくちゃどうでもいい。どうでもいいけど、変にルーティーン的に固定化されているところって、そういう謎の不要な不必要な意味のない無駄なやりくりみたいなことを考えちゃうんだよな。楽しくもないのに。
じゃあものすごくこだわりがあるのかと言われれば全くそんなことはない。今持っている緑のハンガーみたいに形状がちょっと異なるものの場合は別だけれど、何もかも面倒くさくなった時なんかほんと最低限何でもいいから干せればいいでしょうと雑に目に付いたものをとっていくことだってある。
本質的には気まぐれなのだ。謎の自分ルール適用も気まぐれのうちみたいなものだ。

とりあえずまた来週末あたりに100円ショップに行って、店頭でひとしきり悩んで来ようと思う。