言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

鼻風邪

鼻風邪をひいてしまった。
朝起きた瞬間、くしゃみが出た。同時にちょっとした寒気がある。熱が上がっているときの寒気ではなく、純粋に身体が冷えているときに感じる寒気の方だ。
前の日、窓はちゃんと閉めて寝た。服も長袖だ。エアリズムタイプのちょっと薄手のものだけれど、まだ大丈夫のはず。それから、掛布団もかけて寝たはずだ。……だったが、よくよく思い返してみると、夜中、ふと覚醒したタイミングで掛布団を掛けなおしたような記憶がうっすらとある。
……たぶん、それだと思う。
寝るタイミングで掛布団をしっかりかけて寝たものの、おそらく夜中どこかのタイミングで身体が暑い、と判断して掛布団を剥いでしまったのだろう。寒くなって掛けなおしたが後の祭り、思いのほか冷えてしまい、そのまま鼻風邪コースということである。
まあ季節の変わり目にはよくあることだ。寝る時と起きるときは掛布団がちょうどいいと思っていても、一瞬暑くなるタイミングがある。そういうタイミングに掛布団を剥いでしまうと、体温が下がって快適になったところで寝入ってしまい、そのまま掛布団がないのでさらに体温が下がり続けたままになってしまい風邪をひく、という流れである。
このところきっちり寒い日が続いていたので掛布団を剥いでしまうことはないだろうと油断していたが、ダメだったようだ。着ていたのがエアリズムの長袖だったのも悪かったかもしれない。
季節の変わり目だから仕方のないことではあるけれど、体調に違和感があると落ち着かないものだ。
葛根湯の液体のものを飲んで、比較的暖かい格好をしておとなしく過ごしていて、結局昼過ぎくらいまではずっと鼻がぐずぐずしていたけれど暗くなってようやく落ち着いてきた。まだなんとなく鼻は出る感じがあるけれど、だいぶ直ってきたと思う。

まあそんなわけで鼻風邪をひいてしまったというわけだ。とはいえ最近春に着ていたものを引っ張り出した影響でくしゃみと鼻水が止まらなくなった日とかもあったから、ああまたかよ、くらいのものである。
まだ若干鼻声だけれど、水分を摂ればわりと大丈夫だし、声も通りやすくなる。
あとは、身体を冷やさないように午前中から暖かいものを飲んだりして過ごしていた。鼻が詰まり気味の時に暖かいものを飲むと通りがよくなるような気がするものだ。
お湯を多めに沸かした時についでに白湯として飲んだりしたけれど、案外悪くないものだ。お茶を用意するのを面倒くさがっただけのことなのだけれど、白湯はゴミも出ないしカフェインとかも入っていないのでお手軽でお気軽に飲めていい感じだ。
最近どこかで白湯に目覚めた人の話を見かけたけれど、わかる気がするな。
ただまあなんでだろうか、お茶だと熱さがわかりやすいのに白湯だとなんとなくわかりにくくて恐る恐る飲んでしまう。透明で湯気が見にくいからだろうか。でもまあ程よく冷めたお湯というのも思っていたよりずっと良い飲み物だった。何となく身体にいい感じがする。
ついつい温めるのを面倒くさがって市販のアイスコーヒーとかそういうものを飲んでしまうのだけれど、すぐにお湯を沸かせるケトルがあるわけだし、これからの季節はそれくらいのことはしてもいいんじゃないかと思えるようにはなった。

まあしかしこれは非常にどうでもいいんだけど「鼻風邪」って一発で全然変換できない。「鼻」が出てこないんだ。「花」になってしまうんだ。おかげでしばらく「花風邪」になってしまっていた。
「はな」に対する「花」の変換学習が思いのほか強力で、これだけ変換していてもなかなか変わらないものである。風流なのは結構だが、「鼻風邪」を「花風邪」と書くと何かこう花粉症を連想させる感じがあって、それはそれで鼻がムズムズしてくるものである。