言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

ワクチン1回目日記


昨日、ワクチンの接種に行ってきた。なかなか予約が取れず、というか自分の住んでいる自治体の予約枠を取ることはついぞ叶わず、自衛隊が行っている大手町の集団接種の予約を取った。これもわりと運が良かったようで、たまたまたくさん枠を開放していた、と言うところに滑り込んだようだ。1,2時間くらいで枠が埋まったそうだから、かなり需要があったということである。
ちなみに、今時分になって世の中的にはワクチンが余っているだとかすぐに受けられるという情報が回ってきているところではあるが、私の住居のある自治体の接種予約はまだまだ取りにくいようである。毎週月曜日に1,2週間分の予約枠を開放しているようだが、毎度予約開始から30分後くらいに「今日の予約の受付が終わりました」と通知が来るので、なかなか厳しそうだ。去年NintendoSwichを毎週火曜日にAmazonで在庫が復活するタイミングを狙って買おうとしていた、あの「こんなの無理でしょ」感によく似ている。
まだまだ先かなとあきらめかけていたところではあったが、自衛隊の方の予約が取れたので行った来たわけである。

接種後の副反応について1回目だろうが2回目だろうが出る人は出るしひどくなる場合はひどくなる、ということなので、家を出る前になんとなく備えをしてから出た。摂取した側の腕が上がらなくなると言うことなので、洗濯を先にしておくとか、ゴミをまとめておくだとか、あとはめちゃくちゃ些細なことだけれどトイレの棚から換えのトイレットペーパーを余分に下しておくとか。まあ途中で気が付いたけれど、接種していない側の手で取ればいいのでは? ということも一応準備はした。あとは、熱が出て動きたくなくなった時のために簡単に食べられそうな食事を用意しておくだとか、もっとだるくなったとき用に薬と栄養補給できそうなものだとかも揃えておくとか。

そんな感じで副反応にビビりながら接種会場に向かった。

東京駅の八重洲地下街の東端付近で昼ご飯を食べた後、大手町南改札のあたりまで大移動し、無料シャトルバスの送迎場に行く。

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4台くらい連続で止まっていた

本来ははとバスの乗り場になっているところだな、と思っていたら、無料シャトルバスがはとバスだった。なるほど。

観光ではとバスに乗ったことがないのに、この機会に初乗車を果たしてしまった。

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乗車人数は10人くらいでかなり余裕のある感じ

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使わなかったけれど電源付き




駅から会場まではバスで10分と聞いていたが、現地でのアナウンスは15分だった。大手町から竹橋へ向かうので道が混んでいるのかな、と思いきや、到着したバス停から少し歩く時間が加味されての15分だった。接種会場の入り口と反対方向に送迎バスの乗降場があって、5分くらいかかるのだ。
あと、運転がめちゃくちゃに丁寧だった。ブレーキがものすごい緩やかで、加速も穏やか。まさに安全運転と言った感じ。右折した先、次の信号が赤ならばずっと徐行で進んで行くんだもの。さすがの運転である。公共的な場所の運転と言うのはこういう事ことかと教えてもらったような気持ちだ。

そんなこんなで接種会場に到着。

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「テレビで見たことある場所だ!」と2,3回思ったし、もしかして今日あたりもテレビ取材でも来ているかな、なんて思ったけれどそれはなかった。ただ妙にテンションは上がった。

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仮設で無理やり何か通しているところ

 

手荷物検査と検温、消毒を済ませ中に入っていく。1回目接種の人はかなり少なく、ほとんどが2回目のようだった。1回目は人数が少ないからか、途中の待機用の椅子にほとんど座ることなく、受付から問診、接種会場まで流れるように誘導されていく。この時、なんだか知らないが列の先頭になってしまい、移動するたびに私の後ろに人が付いてくるような状態でちょっと緊張した。誘導があるとはいえ、こういう場での先頭ってちょっとドキドキするな、と思っていたけれど、エレベーターに乗ったら今度は私が最後尾になったのでほっとした。
問診表にはアレルギーの欄に「アナフィラキシーなどを起こしたことがあるか」と書かれていたので何も考えず「ない」と答えたのだけれど、その後の問診時に「何か食品等でアレルギー症状を起こしたことはあるか、腹痛や下痢でも可」というようなことを言われ、素直に「パイナップルを食べると腹痛を起こして動けなくなります」と答えたら黄色い付箋とピンクの蛍光ペンで「特記事項あり」の扱いに訂正させられてしまった。
まあ用心するに越したことはないのでいいのだけれど、「パイナップル・腹痛」と問診表に但し書きをした結果、その後医者の診察時と接種時に2度復唱の上看護師さんが一人増え、かつ待機時間が15分から30分に変更されるなどだいぶ扱いが変わった。2回目の時はちゃんと最初から書いてこようと思った反面、またこんな感じで扱いがちょっと重くなるんだろうな、と思うとおかしな気持ちになった。

接種自体は本当にあっという間に終わった。普通の注射とさほど変わらないような感じである。むしろ、さっさと打つ場所を決めてくれる分。こちらのほうが楽だと言えるかもしれない。痛みはあったが、出血もほとんどなくてだいぶよかった。

余談であるが、私は左利きである。しかしながら、今回のワクチンは左腕に打った。これは結構直前まで悩んだのだけれど、箸やハサミを持つときは右手、荷物を持ったり物をを書いたりするときは左手と非常に中途半端な使い分けのうちの重要度を天秤にかけた結果、普通に左腕に打ってもらうことにした。
腕は上がらなくてもものを書けないことはないし、今どきあまり手書きをする機会も少ない。荷物も右で持てないことはない。あとは世の中右手で使ったほうが良いもののほうが多く、それなりに私も右手で使っていることからも右手を優先するに至ったわけである。あとはまあ寝るときに右向きになりやすいというのも一因だ。
ただまあほんと、無意識に両手を使っているのであんまり腕が痛いと不便は出て来るとは思う。実際昔、右手の指を骨折したときはそれなりに不便だった。左手で代替できないことはないとしても、なんとなく両手が出てくるような事柄は不便に感じてしまうのである。
スマホのロック解除は(右側に置いていることが多いので)右手で行うけれど、文字を入力するのは左のほうが早い、とかそんな些細なこともである。両手が普通に使えるというありがたみをかみしめることになりそうだ。

まあそんなこんなでワクチンを打ってきたわけだけれど、接種当日の副反応の出方としては筋肉痛のような軽い痛みがあるくらいだろうか。打ったほうの腕、つまり左腕が重いな、という感じ。確かに腕は上げづらい。翌日つまり今日はと言えば、腕の痛みが増してそれから頭痛と鼻の奥が詰まる感じが出ている。……まあ腕以外はもしかしたら副反応ではないかもしれないが、どうだろう。幸い熱はない。ないどころか、なんだかいつもよりも低い数値が出ている。なんだこれ。
これで翌日熱とかが出なければいいのだけれど、どうだろう。

とりあえず1回目は無事に終えられたようなので、あとは2回目どうなるか。どうなるんだろうね。

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帰りもはとバス