言葉のリハビリ場

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パスタをレンジで作るやつを買った

電子レンジで使えるというパスタメーカーを買ってきた。お値段300円。高いのか安いのかわからないラインではあるが、まあダメでも別に気にならないレベルの値段だろう。
普段基本的に自炊はご飯と味噌汁とあと何かおかず、という組み合わせが多いので麺類が登場することが少ないが、それでも週に1回くらい食べたいと思う日があるわけである。翌日の都合(朝とか昼とか)を考えなくていい時に作ろう、ということになるのだけれど、まあ意外と麺類も簡単じゃないんだよな。
なのでできるだけ簡単で、しかも安く手に入る調理器具の枠として、パスタメーカーを買ってしまったというわけだ。

中はケースとカゴに分かれるような作りになっていて、ケースに水を入れた後、カゴにパスタをセットして沈めたら後は塩を入れてレンジにかければパスタが茹で上がるというものだ。鍋を使わなくてよいのと、カゴを使うことによって湯切りが簡単になるという、そんな利点がある。

パスタをたくさんのお湯でゆでる必要はない、というのはちょうど最近アウトドア系の動画で見たところだった(アウトドアをする趣味はないが、動画で見る分には好きなのだ)。
少量のお湯で茹でてもそれなりにちゃんとできるというのは、すなわち大量のお湯を沸かして用意する必要がないということで、とてもありがたい事である。さらに言えば我が家には今ザルに類するものがない(あとトング的なものもない)ので、湯切りもできる機能が付いたパスタメーカーというのは非常にありがたい存在である。

そんなわけで簡易的な便利グッズを手に入れたわけだけれど、実際に使ってみると、良し悪しというか、活用するのにコツがいるような印象を受けた。
悪いところというか、大変な点としてはレンジにかける時間が長いということである。麺の元々の茹で時間に4分足した時間が必要だということで、つまり6分茹での物であれば10分かかるというようなことだ。600Wで10分というのはなかなか長いし、実際使ってみたら電子レンジの挙動が少々おかしくなったりした(たぶんインターバルというか冷却時間みたいなものが必要になったのだと思う)。
茹で上がった感じはそんなに悪くないのだけれど、加減がわかりにくいというのも要素としてはある。

利点としては、レンジにかけている間別の作業ができるというところである。火を使わない分、別の作業がしやすいわけだ。
というかまあ、その使い方が多分一番このパスタメーカーを活かせる気がする。
ソースをフライパンで作って、パスタはレンジで8分くらいの所で取り出してあとはフライパンで調理する……という具合にしてみたら非常にいい感じに作ることができた。まあなんか若干簡単調理の趣旨からはずれているような気がするけれど、簡単で楽なんだよな、ほんと。
フライパンの上なら茹で加減もわかりやすいから万事適当でいいし、パスタが茹で上がる待ち時間が長いから慌ててソースとかを作る必要ないし。
個人的には満足しているのでいい感じだ。

ただし、パスタ以外の麺類に使えないという致命的なエラーもあるわけだけれど、まあそれはいいかな。蕎麦の乾麺は食べないし、素麺はすぐ茹で上がるし。うどんはまあ乾麺以外は形状的にそもそも入らないけれど、冷凍ならそもそもレンジ解凍で問題ないからな。

この手のグッズって実際どうなんだろう、と気になっていたので実際に使ってみて良し悪しがわかったのは良かったかな。

ちなみに、このパスタメーカーに関して言えば結構横長なので、電子レンジのサイズによっては入りきらない可能性もあるので、そういう意味では注意が必要だ。私は買ってからその可能性に気付いてちょっと焦ったけれど、ターンテーブルの直径とほぼ同じくらいだったのでセーフだった。