言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

引っ越しをした話


この間、引っ越しをした。引っ越し。思っていた数倍大変だった。
もうとにかく段ボール。段ボール。段ボール。段ボールだらけ。荷造りも荷解きも段ボールに苦しめられた。荷解きと共に新たに買った家具や家電も段ボール祭りである。この機会に、とかせっかくだから、と新調したもの自体は満足しているが、ゴミとして出てきた段ボールとはもう十分格闘したのでしばらく見たくない。
いやまあAmazonとかの小物は全然いい。ああいうのは捨てるのも簡単だし、部屋が汚れたりしない。
でもでかい段ボールの類は本当にきつい。解体するだけで一苦労。たまになんだか知らないがえげつない硬さのものがあったりして、無理やり折りたたもうとして変なところから追ってしまい、腕の肉が挟まって内出血になったりした。
指も2か所切った。軽傷で済んだけれど、まあ嫌なもんは嫌だ。

荷造りと荷出しをしたのはまだギリギリ梅雨真っ盛りくらいの時分であった。多少涼しい感じもあったが、結局湿度が高すぎてなのか、汗だくになった。2,3日かけて夜に段ボールにせっせと荷物を詰める作業をしていたのだけれど、毎日意味が分からないくらいに汗だくになったりした。空調を何とかしても結果は変わらなかったのであきらめて汗だくになった。せめてもの抵抗で、風呂に入る前に作業をした。
これは嬉しくない発見なのだけれど、汗をかくとどうも手首がかぶれるということもわかった。ほぼ左手首限定なのだけれど、蕁麻疹のように赤くかゆみのある斑点が大量にできるのだ。段ボールへの箱詰め作業中に何度もなった。

漫画とか本とかが荷物としては多いので、それらをせっせと詰めていくだけでもだいぶ時間がかかった。要るか要らないかで言えば居るものが多いこれらの品はまあ仕方がないので荷物にするわけだが、まとまるととにかく重いのだ。
衣類などはかさばるだけで全く重くないうえにあまり量はなく、荷物のほとんどは書籍だった。CD類もまあまあの量があったけれど、やっぱりさほど重くない。BDやDVDもそうだ。本ってのは本当にみっちりと詰まっていて重いもんだね。
普段全然1冊ずつ読む分には重さなどさほど意識することはないが、こうやってまとめる必要が出てくると凶器と化すわけである。

他にもただ単に詰めるだけでなく、不用品をゴミにしたり、ばらばらになっていたものをまとめたりもした。書籍類はまとまっていたが、グッズ類がかなり散らばっていて、まとめたり捨てたりとかなり面倒だった。単純作業ではなく、とにかく頭を使うようなことも多くそういう意味では時間がかかって疲れる要因になった。
結構思い切って捨てたけれど、それはよかったと思う。

なんとか期日までに詰め終わって、あとは当日プロに任せたわけだけれど……引っ越し屋というか運送屋と言うか、その道の人は本当にすごいもんである。私が移動させるだけでも辛かった段ボールを簡単に持ち上げて行くのである。さすがに軽々とはいかないが、それでも見ていて惚れ惚れするほどであった。
というかまあ知り合いとかでも昔「引っ越しバイト」をしていた人がいたけれど、こんな感じででかい荷物とか本が入った重い荷物とかをゴリゴリに運んでいたと思うと……いやはや、すさまじいものである。
引っ越し先にはエレベーターがないタイプの家なので、玄関口まで階段を使って運んできてもらったのだけれど、まあなんかもうこちらが申し訳なくなるような感じだった。それでも全部、普通に持ってきてくれた。
引っ越し屋は超人集団だ。

しかしまあ引っ越し屋がしてくれるのは荷物を家の中まで運んでくれることであるわけであって、荷解きは自分でしなくてはならない。どれだけせっせと詰めたって、結局荷解きするのは自分なのである。自分で詰めて自分で解いてとまあもうなんだろう、自分が諦めて適当に詰め込んだものは開いたときに結局自分が困るんだよな。そんなのわかりきっていても、やっぱり時間的な締め切りとか疲れとかがあるとその辺は妥協してしまうもんだ。最初に手を付けた段ボールは丁寧に分類された書籍なんかが入っているわけだが、最後に閉じたものは行き場のないものの詰め合わせである。
まあ困るのは自分だけだから、そういう意味ではいいんだけどさ。

でもやっぱり、わかってはいたけれど、捨てるか捨てないかでぎりぎり捨てないほうに入ったものたちの段ボールは、荷解きの時にも困るものだ。
古いPCソフト本体だとか、古めのカメラだとか、その充電器だとか。そういう捨てはしないけれど使わないかもしれない……が少しまだ寝かせておいたほうがいい……とかなんとか言い訳をしながら詰め込んだものたちだ。
もともと行き場などあってないようなものである。とりあえずしまえるものはしまって、あとはちょっと部屋の脇に積んでみた。目には一応入る場所にある。一応。

なんやかんやで荷解きを何とか頑張って終わらせた(1箱行き場がないものを集めたものが積んだままではあるが)ら、残るのはゴミである。
荷解きの段ボールのほかに、家具や家電の緩衝材系のプラスチックのゴミが大量に出た。あとはダンボールに貼っていたガムテープのゴミ。それから紙ゴミ。この辺を分類したり、袋に詰めたり。でかい発泡スチロールを膝を使って割ったりしていたら、めちゃくちゃ大きな音がしたりして一人でビビったりしていた。まあそれは日中で良かった。とにかく袋に入るように小さくした。身長と同じくらいのサイズの発泡スチロールとかどうにもならないからね、そのままでは。
そうやって袋に詰めたゴミたちは、曜日のめぐりがあって多少置きっぱなしになったりもしたが、1週間以内に全部なくなった。特に置いて行かれることもなかったので、たぶん分別とかは大丈夫だったんだろう。
しかしながら困ったのは段ボールのゴミである。普通のゴミと違って資源回収は月に2回しかやってこない。会社とかお店とかそういうところでは割と2,3日に1回くらいの頻度で回収してくれたりするが、家庭の資源ゴミはそうはいかない。私の場合、残念なことに資源回収日の翌日に引っ越しをしてしまったため、段ボールとは2週間同居する羽目になった。
場所をとるしきれいではない感じがするし、まあ嫌だった。そのうえ、回収時には紙ひもで結んで出すようにとの但し書きもあって、いざゴミ置き場に出せるとなった時にも汗だくになりながら縛って持っていく作業を行った。5往復くらいしてやっと片付いた。階段の上り下りをしまくった。
翌日ちゃんと回収されているのを確認できたので、段ボールもとりあえず問題なかったようだ。雨とか降っていなくてよかったよ、それにしても。
そんなこんなで苦労をしながらようやく生活が整ってきたところである。
とはいえまだないものはないし、あるものはある、と言うような状態である。
使おうと思って初めてないことに気が付くようなこともある。例えば、お玉とかがそうだった。鍋で味噌汁を作って、いざつごうとしたらない。鍋から直接お椀に流し込んだけれど、具は箸で拾うことになった。なくて初めて気づく便利さ。
そこでしか基本使わなかったりするものだけれど、意外とないと困るものである。
そのくせ計量スプーンとかはあるんだよな。大さじ小さじのやつ。計量カップとか、そういうのもある。まあまあ便利に使っているけれど。

まあなんだろう、往々にして余計なものは結構あるんだよな。
そもそも私は引っ越してきてまず最初にミラーボールをつけて遊んだ人間だし、そういうもんなのだ。

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これは大切な友人がくれたもので、たまに旅行先に持って行って遊んだりしていたのだけれど、今回新居でも最初に使った。出オチ上等。でも結構気に入っている。
何もない時に使うのが一番面白いかなと思って使ってみたけれど、夜だったらもっと面白かっただろうな。
最低限整ってきたのであとは都度揃えるなり我慢するなりして、生活を回していけばいい……とは思うんだけれど、そのうえでちょっと変なものとか余計なものがあってもいいと思うんだよな。
ソースは持ってないけれど一味は持ってるとかそういうちょっとした尖り方はあってもいいと思うわけよ。もちろん全く使わないなら無駄案んだけれどさ。


まあそういうわけで新居に引っ越しになったわけで。

こんなものを用意してみたので、なんかあれば嬉しいです。

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※うまく表示されなかったりしたらごめんなさい。