言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

折り畳み傘は保険なので嵐に遭うと無理

外出用のカバンの底に折り畳み傘を沈めてある。もちろん、急に雨が降ってきたときのためのものだ。
年間通してもさほど出番があるわけではないが、ないよりはあった方がずっと良いのでいつも入れっぱなしにしてある代物である。若干かさばるけれど、役に立つときはちゃんと役に立つことを分かっているので、整理対象とはならず入れたままにしてある。

外出先の急な雨というものはなかなか予想できるものではない。天気予報を事細かに確認し、雨雲レーダの動きを追いかけているわけではないということと、それ以上に「ゲリラ豪雨」と称されるような突発的な大雨というのが起こりやすくなってきている世の中であるということも大きい。
多少の霧雨などであれば小走りに外を行く分にはさほど濡れないのでダメージが少ないけれど、急な土砂降りに無抵抗で突っ込めばものの10数秒で濡れ鼠の完成である。そういうことはできるだけ避けたいわけだ。

初めから雨が降っている場合は家から傘を持っていく。あるいはこの後の大雨がわかっているときもそうするだろう。なぜなら折り畳み傘はあくまで保険的存在であって、メインで運用する存在ではないからだ。大きい傘があればそれに越したことはない。ただ、忘れ物として置いていってしまう危険性や、使っていない間も手を塞ぐといった面倒なことが多いので常に持ち歩きはしないのだ。まあ多くの人がそうだろうけれど。
持ち歩くのにはやはり折り畳み傘が一番だ。

今使っている折り畳み傘を買ったのはもう4,5年以上前になると思う。先代の傘は傘自体は大丈夫だったのだけれど、留め具やら入れ物やらにガタが来て、ちょうどいいやと買い替えたものだ。そこから5年近く使っていればまたいろいろ劣化してくるもので、骨の所がちょっとゆがんでいたり、あとは先端がたまに外れたりと言ったことはがある。今の傘もそろそろ変え時だろう。
折り畳み傘はそこまで耐久性がないので、ある程度使ったらさっさと新しいものに変えた方がいいかもしれないね……とは思うのだけれど、何せそう毎日使うものでもないので忘れてしまうんだな、これが。いざ使おうと開いた時に、いろいろ目に付くものなんだ。そのたびに、今度新しいやつ買おうかな、と思うんだけれど、家に帰ったら忘れちゃうんだよな。
開いて干しておいて、乾いたら折りたたんでまた鞄に沈めておしまい。冬なんかは1か月単位で使わないこともあるし、まあ本当に鞄の中にしまってあるという事実以外はすっかり忘れるんだ。

でも、この間風の強い日に使ったらさすがに大変な目に遭った。普通の傘でも結構あおられて大変だったと思うけれど、折り畳み傘だと特に風には弱いもんである。骨の構造が脆いのですぐひっくり返ってしまうし、大きくもないから全身ずぶぬれになる。風の強い大雨の日、嵐のような日には折り畳み傘は向かないね。ないよりましなのはわかるけれど、せめて新しくてまだどこにもガタが来ていないやつじゃないとなかなか使用に耐えられないだろうね。
あー今度こそ、折り畳み傘を買いに行こう。暑くなる前に買ってこないとまた風の強い日にゲリラ豪雨なんて来ようもんなら、今度こそ吹き飛ばされて骨だけになってしまうんじゃないかと怖いからね。