言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

サイゼリヤで注文をミスった話

サイゼリアではない。サイゼリヤだ。私はこれをよく間違える。ヤ、と、ア、はこうして文字に起こしてみれば別にどうということもないけれど、音の響きで覚えているとどっちが正解だったか忘れそうになる。発音的にはどっちでもさほど変わらないからだ。それでも追及されるなら? その時は「サイゼ」と略して呼んでしまえ。こんなことでなじられることも詰められることもないと思うけれど、まあダイヤモンドとダイアモンド、これと同じだな。固有名詞ならば間違えちゃならんということだ。しかしまあこういうものって一度間違えてしまうと変な意識だけが残ってしまい、次から妙に考え込んでしまうことになる。一度も引っかからなければ考え込むことはないのにな。2択を外すのが嫌で結局調べることになるのだ。
そんなわけでサイゼである。もといサイゼリヤ
最近、感染防止対策の一環として、サイゼリヤの注文方式が記入式に変更された。紙に注文を記載して店員に渡すことで頼めるという形式のもので、記載するのはメニューの記号と数量である。
例えば私が好きな「パルマ風スパゲッティ」であれば、PA04とメニュー番号が付けられているので、それを注文用紙に記載するのだ。店員は番号を見ながら料理名を伝え(わりと暗記しているみたいだ)、それで注文が成立するのである。
普段ならPA04であるパルマ風スパゲッティを頼むところだけれど、その日の私は期間限定メニューの方に目が行っていた。PA10の「きのことパンチェッタのボスカイオーラ」というやつである、ボスカイオーラというのがなんだかは知らないけれど、キノコがたくさん入ったパスタであることは写真からわかる。面白そうだなと思ってそれを頼むことにした。
いくつか他に注文用紙に記載をして、店員さんに渡す番号だけを見て何も参照せずにメニューをすらすら読み上げる姿を見てすごいな、と思っていたので肝心の自分の注文内容については全然聞いちゃいなかった。……のが、間違いだった。
しばらくして運ばれてきた料理は、「たらこソースシシリー風」であった。たらこパスタである。あれ? と思って慌ててメニューを見ると、「PA01」の表記。やっちまった、とその時悟ったわけである。PA10と書くところをたぶん、PA01と書いてしまったんだと思う。注文内容を読み上げてもらっている時にちゃんと確認しておけばよかったと思うのも後の祭りである。辛味チキンの所しかちゃんと聞いていなかった。自分が注文したときの紙でも持ってきてもらおうかと思ったけれど、面倒くさいのでやめにした。それよりも何よりも、サイゼリヤのたらこスパゲッティってどんな味なんだ? との興味が勝ったのもある。おとなしく食べてみた。

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たらこソースシシリー風


まあ、食べてみた感想としては、「美味しいけれど別に家でも食べられるな」であった。めちゃくちゃ普通。普通に食べたことあるやつ。サイゼで食べんでもよかろうと。いい経験ではある。何事も経験してみないとわからないものだ。でもまあ、注文したと思っていたものが来ないというのはちょっと寂しいものである。言っちゃ悪いが、たらこ以外ならもっとよかったんじゃないかな、とも思うわけで。次からは間違えないように気を付けないとと思うわけである。
期間限定メニューの番号を間違えたので、このメニューが継続してい居るうちにリベンジしに行きたいところだけれどどうだろう。サイゼリヤ、月に1回行くかどうかだからな。もう冬のメニューになってそうだ。