言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

無性にうどんが食べたくなる時がある

 

無性にうどんが食べたくなる時がある。どこの店の何というわけではなく、純粋にうどんが食べたい、という欲求である。 家や会社の近くに丸亀製麺でもあれば昼に行けばいいのだろうけれど、あいにくどちらにもない。 近くでうどんが食べられる店がそもそもほとんどないこともあってなかなか「うどん欲」が満たされることはない。

一度、どうしてもうどんが食べたくて、それならばと香川に行ったことがあった。去年の今頃の話である。骨付き鳥を食べたことを除いたら、1日4食くらいうどんを食べた気がする。もっとも、車を借りなかったので、ほとんど町中にある店しか行っていないので、郊外にある店を巡る旅というのはまた別の機会にやってみたいとは 思っている。

香川に行って思ったのは、私はかけうどんの類も好きだけれど、一番好きなのはぶっかけうどんの類であるということだ。しょうゆうどんと呼ばれることもあり、濃い味の出汁しょうゆなどを面に直接かけて食べるタイプのものを言う。あれが無性に食べたくなることのあるうどんであることが多い。

反面、ざるそばならぬざるうどんの形態のものはあまり食べない気がする。水沢(というか伊香保)とか、稲庭(湯沢) とかで食べたのはよく覚えているけれど、 例えばチェーン店であえてざるうどんを選ばない気がする。 別に嫌いとかではないのに。意外とそういうところに好みがあるものなんだと、今まで意識したことがなかったけれど、思い返せばわかるものである。

うどんと言えば、体調を崩した時、それも胃腸がやられたときにもお世話になることが多い。ネギとか揚げ玉とかに気を付ければ、 かなり胃腸には優しい食べ物である。年に何度かだいたい胃腸がやられることがあるので、そんなときにはうどんにお世話になる。

本当に体調の悪い時は具のない"素"のぶっかけうどん。 生姜は入れるかもしれない。 だんだん体調が回復していくにつれてトッピングが徐々に増えて行って、もうそろそろ良いかなとなれば満を持して天ぷら勢の登場となるわ けである。

うどんに載せる天ぷらだけれども、 これは掛けうどんの類であれば自然に載せられるけれど、 よく考えたらいつもぶっかけうどんの類の時はどこに載せるべきか迷ってしまう。なので、最近はもっぱら別皿に載せたままにして、 おかずとご飯のような関係で天ぷらと麺を食べることが多い。例えば「コロッケ蕎麦」であれば、つゆにコロッケを浸す、 という行為が発生数けれど、ぶっかけうどんにおいては出汁はかなり少ないし、それを絡めて食べるようなこともあまりない。そうするともはや扱いはおかずのそれである。

ああそんなことを書いていたら、うどんが食べたくなってきた。 近くにうどん屋がないのが本当に惜しい。惜しくてならない。