言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

歯医者と麻酔


歯医者に行った。このところ医者に行ってばかりである。とはいえ歯医者に行ったのは偶然そこに予約が入っていたからであり、このインフルエンザだの結膜炎だのとはあまり関係のない理由である。
局所麻酔をしたうえでの治療となったのだけれど、歯医者の麻酔というものをしたのは実に子供のころ以来であった。当時は乳歯から永久歯に生え変わる頃だったのだけれど、1本だけ乳歯が抜けるよりも前に永久歯が生えてきてしまい、乳歯のほうを抜歯しなければならないということになったのだった。あれはなかなかの難手術であった。
それからもう十数年以上経っているわけで、久々の麻酔となった。別に今回手術をするわけではないのだけれど、場所を考えてあまりに痛いだろうとのことで麻酔を使うことになったのだった。
久々の、あのしびれる感覚がやってきた。感覚がなくなるってこういうことか、と麻酔をすると思い出す。実際針で刺されたりするとそれは麻酔が効いていても痛いと感じるのだけれど、それ以外の感覚(例えば水が冷たいとか)がぼんやりとするのが面白い。今回口の半分だけを麻酔したのだけれど、口をゆすぐときに半分だけ間隔があるので途中から水がどこかに行ってしまったかのような感覚に襲われて笑ってしまった。笑いごとで済むだけでよかった。
そんなわけで治療は普通に終わって、あと何回か同じことをしなくてはならないのだけれど、どうも今日気が付いたのは麻酔が長く効きすぎるということである。
通常は終わってから1時間、ないしは2時間弱で麻酔が切れるとのことだったのだけれど、私はきっちり3時間以上しびれる感覚が残り続けた。それも口の上側に打ったからか、口の中だけでなく花のあたりまできっちり麻酔にかかってしまった。唇がしびれるなとは思ったけれど、鼻まで半分麻酔がかかっているとは思わなかった。おかげでしばらく鼻をかむことができなくて、不便な思いをした。何なら口の中よりもずっと長く麻酔が残ったような感覚さえある。
麻酔ってすごいんだな。久しぶりに打ったけれど、こんなに感覚がなくなるものなんだ。今回面倒くさくてしびれた感覚が残っている最中にものを食べたりしたけれど、例えば口の中全部麻酔掛けたら絶対そんなことは無理だろう。麻酔が切れて変なところにたくさん痛みが出たりするんだろうな。