言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

オイスターそれは牡蠣

恥ずかしながら、オイスターソースが牡蠣から作られているということをしばらく知らずに生きてきた。しばらくというのは確か中学生くらいの時までの話である。牡蠣が英語でオイスター(oyster)というのはなんとなく知っていたものの、それがオイスターソースと全く結びつかないままでいたのだ。家族に牡蠣アレルギーの人がいたのにオイスターソースが平気だったのも原因かもしれない。
そういうわけで牡蠣=オイスターつまり牡蠣から作った調味料がオイスターソース! と気づいたときには結構衝撃的だった。オイスターソースで味付けされた青椒肉絲が大好きであるから余計にである。


確か、気づいた直接的なきっかけは、読んでいた漫画に「オイスターバー」に行こうとするというシーンがあったことからだったと思う(スクールランブルだったか)。オイスターバーとは何ぞや。ぼんやりした中学生にはそれがよくわからなかった。家の近くには当然ないし、誰かに連れて行ってもらったこともない。そもそも牡蠣自体がそんなに身近なものではなかったからまずオイスターバーというのが想像つかないのである。

オイスター=牡蠣
バー=お酒を飲むところ

オイスターバー=牡蠣を飲むのか???? とかアホなことを真っ先に思っていた。

気になってちゃんと調べたら生ガキとかを出すバーのことだとわかったのだけれど、それはそれで驚きだった。牡蠣といえば勝手に鍋とかそういう和食的なものに入れるイメージばかり想像していて、実際それでしか食べたことがなかったからだ。和食的ではない食べ方をされていて面白いもんだなとか、欧米やオーストラリアとかでも普通に牡蠣を食べるんだなとか、そういうことを思ったのを覚えている。
その流れで「あれ、そういや"オイスター"ソースって言うよな……」とふと気が付いて、冷蔵庫の中のオイスターソースの成分表示を見に行ってオイスターソースと牡蠣がここでやっと結びついたのである。

牡蠣は結構珍味的なものだと思っていただけに、世界中で普遍的に食べられていると知って驚いたし、普段からそれはもう普通に食べてるじゃないかと衝撃だった。

オイスターソースに限らず牡蠣の加工品は結構ある。牡蠣醤油あたりが有名だと思うけれど、コクがあってうまみが凝縮されているのでとても美味しいのである。
昔、広島土産で牡蠣醤油の味付け海苔をもらったことがあるが、やっぱりすごく美味しいし好きな味だなと思う。今度また広島に行くことがあったら、買いに行こうかな、なんて今でもこっそり思ってるくらいだ。


オイスターバー?

当たるのが怖いけど、それも行きたい。生を食べなきゃいいんだけれど……。