言葉のリハビリ場

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全都道府県の宿泊制覇

すでに47都道府全県の制覇というのは完了していたのだが、先日ついに47都道府県の全部の県での宿泊を達成した。
最後に残っていたのが徳島県香川県で、これを一気に制覇することによって達成することができた。徳島はともかく香川が残っていたのが意外だったが、そういえば前回香川に足を運んだ際は「サンライズ瀬戸」でやってきたので、早朝に高松駅についているのである。そのままうどんを食べて、それで高知に行ってしまったから香川で宿泊はしていなかったのだ。意外な落とし穴だ。
徳島は立地上、香川というか高松から行きやすい土地である。例外として淡路島や和歌山からという方法はあるものの、車でいろいろ動けるようになったのが割と最近なこともあって、鉄道移動を考えると基本的に高松(あるいは多度津)あたりを経由する必要があるわけで、その高松がおろそかになっていたのだから自然と徳島にもほぼ行ったことがなかったわけだ。


そもそも関東在住の私からして、陸路で四国入りするのは絶対的な距離があって大変であるということだ。新幹線で岡山まで行って、そこから高松まで1時間はかかるし、それならばせっかく存在している寝台特急でゆっくり出かけたほうが旅情があってよい。どうせ似たような金額を払うならば割高でも寝台のほうがよいというのが正直なところだ。飛行機は定価だとさらに値が張るので、パッケージツアーとか早割とかLCCとかそういうものを駆使する必要がある。さすがに倍額ポンと出せるようなほどではないので、せっせと割引を探していくわけである。

四国は行きにくいならば九州は、となるが、九州は福岡空港の存在が大きい。主要空港であるがゆえに便数が多く、時間帯も価格も航空会社もそれなりに選ぶことができる。何よりLCC程安くはないものの羽田からスカイマークが出ているのも素晴らしい。LCCの良いところはその安価さであるが、反面成田空港までのアクセス面で大きくマイナスであるし、18きっぷでも使わない限りは結局安くもないし近くもない。成田エクスプレスに乗った日には普通に4千円くらいかかる距離に住んでいることも余りいただけないポイントだ。そういう意味で近くてアクセスしやすい羽田から安価で飛び立つことができるメリットは計り知れない。


今回は徳島空港高松空港を使ったのだのだけれど、これはJALの宿泊と航空券のパッケージが思いのほか安く(1泊と航空券込みで24,000円)それならば容易に行けるではないかと実行に至ったわけである。新幹線と宿泊のパッケージ等も検討したが安く見積もっても3万以上はかかったし、時間もイレギュラーだったので実現させるのが難しかった(17時出発とかで考えていたので、新幹線だと終電との兼ね合いがあった)。定価なら5万はかかってしまうし話にならない。
よくよく考えてみればLCCの就航している松山空港には依然Jetstarで訪問したし、高知も行きは寝台で帰りは高知空港からの飛行機であった。図らずも四国4空港を制覇してしまっているのは、私にとって四国が絶妙に行きにくい場所であったことを示している。北陸や九州、山陰あたりが残りそうだと思っていたけれど、四国が残っていた所以はこの辺りにあるようだ。交通アクセス問題が解決した時にこそ行かねばと思っていたので、JALパッケージがお年玉キャンペーンとかでさらに安価に設定されているのを発見できたのは僥倖であった。

こうしていろいろあったものの、47都道府県全てでの宿泊を無事達成することができたのは幸いであった。


ちなみに宿泊という意味で苦労があったのは、四国以外だと埼玉県である。埼玉に泊まるシチュエーションがなかったわけである。基本的に日帰り圏内だという事が大きいのと、行く理由がなかった。秩父に出かける機会があったのでスケジュールを無理やり組み込んで宿泊してきたが、あれはなかなか強引であったしそうでもしなければ埼玉で宿泊はしなかったであろう。日が暮れてから秩父について、翌朝レッドアロー(特急)でエクストリーム出勤をしたことからも、いったい何をしたかったのか、と言われれば困ってしまうようなものである。後日ちゃんと観光をしたいとは思っているけれど、いろいろ後ろ倒しになっていていまだに行けていない。何はともあれ埼玉県内での宿泊を果たした事だけは大きな意味を持っている。


さて一つこうして目標を達成したのだけれど、次はどんな目標を立てようか。都道府県全部……というのはさすがに厳しいというか、今までどこに行ったのかを管理していないから良くわからない。とりあえずはいろんな最果て(最北端とか、最南端とか)に行ってみたり、秘境に行ってみたり、そういう事をして行こうかと思っているけれど、まああんまり考えすぎずに行きたいところに行くのが良いんだろう。同じ場所を拠点にしていても2度目3度目の旅行こそ面白いものであるし、いろいろ考えてみよう。