言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

味噌汁賛歌


味噌汁が好きだ。味噌汁なら何でも好きだ。豆腐とわかめのあの朝ご飯に出てきそうな味噌汁でも、飲み会の最後にシメで頼んだ焼きおにぎりと一緒に出てくるみそ汁も好きだ。飲んだ後に呑んでもそうでなくても好きだ。とにかく味噌汁が好きだ。

料理という面でも味噌汁はやり直しがきくからいい。味噌を溶く時に何度味見をしたっていいじゃないか。味が薄ければ味噌を足せばいい。濃ければまああんまりやりたくないけれど水を足すこともできる。

出汁のばっちり取れている味噌汁が好きだ。そうでないのでもいいけれど、出汁の味がする味噌汁はとてもおいしい。鰹節がある程度残っていてもそれはそれで構わない。すくうの大変だし。そう言う意味ではパックになっている奴は便利だ。いつも使うのが福岡で有名な茅乃舎だしだけれど、あれはパックになっていて取り出しやすいから好きだ。高いけど。博多駅のお土産コーナーの端っこに店舗があるので気になる人はぜひ寄ってみて欲しい。出汁の飲み比べが出来て楽しいから。

味噌汁は良い。納豆を食べている時に味噌汁の存在はとてもありがたい。味噌汁には納豆のネバネバを弱める成分が入っている。だから納豆を食べた後に味噌汁を飲めば粘り気が多少取れるわけである。そもそも味噌も納豆も同じ大豆なのに面白いもんだ。味噌汁の中の豆腐も油揚げも、納豆にかける醤油も大豆だし納豆定食と言うのはイかれている。でも美味い。おかしなことやっとる。

インスタントみそ汁もすごい時代になった。セブンイレブンのあさりの味噌汁なんか、貝殻ごと入ってる。フリーズドライじゃなくて別パック。アマノフーズのやつは貝殻ごとフリーズドライされているのもある。あれはしじみだけれどすごいのはすごい。そして美味い。
どうでもいいと言ったら失礼だが、ボタンひとつで味噌汁を作れる機械が外食産業にはよく登場する。松屋にあるあれだ。あれはあれで美味しいけれど、たまに生味噌が切れているのかお湯のような味噌汁が出てくることがある。色だけ茶色のお湯はひどく空しい気分になるから出来れば飲みたくない。
普通に出てくる分には汁物の存在と言うのはひどくありがたい。汁物であり、味噌汁はおかずにも成り得る。そう言うところが好き。お行儀は良くないけれど、一人だとこっそり、味噌汁にご飯を入れてしまったりする。誰も見てない時だけだから、良いよね。
鍋のシメにご飯を入れておじやにするのは誰も咎めないんだから、そう言うものだと思ってどうか一つ。

とんかつを食べている時に、豚汁が付いてくる店があるのは何でだろう。豚が被るじゃないか。かぶせるのが好きだなのかな。まあそれでも私は吉野家豚丼に豚汁を合わせるけれどね。