言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

会社でシウマイ弁当を食べた日

 

普段、お昼ご飯は会社の近くへ食べに出かけることが多い。ただ、値段が高くてついでに量も多い店が多いので、あんまりそれが続くと色々疲れてしまう。高くてもたくさん食べられるのなら、ある意味ではコスパがいいのかもしれないけれど、あいにくそんなにガッツリ食べられるタイプの人間ではないのだ、私は。出てきたものはできるだけ食べ切ろうとしてしまうので、不意打ちで大盛りなご飯とかが出てくるとまあ困ってしまうわけである。
たまに近くの弁当屋に買いに出かけることもあるけれど、そこは安くて量の多い弁当が売りである。事情は全く変わらない。とにかく量が多い食事を提供する店が多いのだ。
だから最近はたまに朝にコンビニに寄ってから簡単な食事を買ったりして、そのまま会社の冷蔵庫に突っ込んで昼にレンジで温めて食べるとか、そういうことをしたりする。自席で温かいものが食べられるのは結構楽なものである。休んだ気がしないという難点はあるけれど、まあ他に弁当組の人もいるし、昼休み後半はタバコを吸いに出かける人や、自席で昼寝をする人なんかもいっぱいいて何かと気を使わなくて良くなってきている。
あとこれは結構大事なことなんだけれど、何を食べているか覗いてきたり話しかけてくるような人が少ないのもいい。別に多少話しかけられてもいいけれど、あいにく私のコンビニで買ってくるような食事というのは結構取り合わせが奇特な場合が多いので、「なぜその組み合わせなのか」というような質問をされそうなものが多いのだけれど、なぜと言われても「食べたいから」とかそういうだけのことなので大した答えもない。「なぜ」以外の話なら別にどうってことはなくても、「なぜ」の理由を考えてそれを答えなくちゃならないのが面倒くさい。本当になんとなくで買っているものに対して答えなんてないよね、ということである。

今日は本当に特に意味もなく、前触れすらなく、崎陽軒シウマイ弁当が目に入ったので朝それを買って出社した。冷蔵庫に入れると再度温める術がない(容器や中身的に温めってできるのかわからない)のと、まあ空調も効いているし昼間でなら平気だろうということで、普通にカバンと一緒に後ろの棚の上に置いておいた。もちろん袋には崎陽軒と大きく書かれているし、黄色い包み紙だって丸見えだ。コンビニの弁当とか手作りの弁当を持ってくる人はいても、いわゆる駅弁のようなものを持ってきて会社で普通に食べている人はあまりいないだろう。でも本当になんとなく食べたくて買ってきただけなので、私にはそれ以上のなんの理由もないのである。
上司には昼、弁当を出したときに2度見された気配を感じたが、特に何も言ってはこなかった。まあいつもなんか変なの食べてるなとは思われているかもしれないけれど。

いつもは私服通勤なのだけれど、今日はスーツで出勤だった。スーツを着て、駅でシウマイ弁当を買っていくって、なんだか出張みたいだ。実際はいつも通り出社しただけなんだけれど、まあなんか不思議な感じがした。量もちょうどいいし、味噌汁でもつけて今度また食べようかな。