言葉のリハビリ場

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AWS障害と仕様変更に振り回された日

今日はAWS(アマゾンウェブサービス)に大規模な障害が発生した。ニュースを見た人もいるだろう。
簡単に言うとシステム障害である。システム障害、それも、みんなが使っているようなシステムのベースになっているものが全く動かなくなってしまったと、そういう認識でたぶんいいと思う(あまり私も詳しくない)。

最初にその一報を聞いたときは「ふーんそんなこともあるんだなあ珍しいな」と思ったりもしたのだが、すぐに目の前のPCに異変が起こる。サーバーにアクセスができないのだ。世の中AWSで動いている物ばかりであるし大変だよねなどと思ったはいいものの、そういえば今まさにそれを使って仕事をしていたわけである。
対岸の火事ではない。
私の職場の場合というか、今やっている仕事がAWSを利用した踏み台サーバーを経由して本システムのほうにアクセスする仕組みになっているがために、そこがダメだともう全然仕事にならないのである。家から出るためには必ずドアを開けて出るようになっているけれど、そのドアがぶっ壊れて動かない、とかそんな感じである。扉が開かねば外には出られない。出られなければ家でできることをするしかないよね。となるわけだけれど、そんなわけで今日は午後いっぱい全然仕事にならなかった。
何せ何か一つ動作確認でもしようと思ったら、サーバーにアクセスしないと確かめることもできないのだ。じゃあ書類でも作るか、となると、今度はその元ネタというかソースをサーバーから取りに行こうとしておいおいこれもサーバー経由かよというわけで全然仕事にならないのである。おかげでやることはたくさんあるのに今できることがほとんどないとかいう嫌な状態に陥ることになったのだった。

結局13時過ぎから発生した障害は、16時くらいに復旧した。若干挙動は不安定だがちゃんと動いて仕事ができるようにはなったので、何事もなかったかのように遅れた作業を再開することになったのだけれどまあ、やる気が全くでない。そもそも今日は金曜日だし、このところ買えるのも遅かったからできるだけ早く終わらせて帰りたいな、などと思っていた矢先の障害である。都合3時間ほどのロス。都合3時間くらい何もできなかった分そっくりそのまま仕事が後ろ倒しになってしまったので、そういった意味では非常にきつかった。あと障害関係ないけれど、今日の午前中にやっていた作業に対して、会議から戻ってきた上司が「申し訳ないけど方針変わりそうなんでいったんその作業ストップ」とか「今回そこは対応しなくてもよくなるかも」とか言ってくるのでもうやる気なんて出るわけないのである。最速の最重要タスクとして優先度高く作業していたのに、いきなり「対応しなくてよくなるかも」とか、それなら作業振る前にそういう会議とか打ち合わせとかすり合わせとかやっとけよなと小一時間。
AWSでロスした3時間と会議でちゃぶ台返しされるとも知らずにいそいそと作業していた数時間(ともし方針が変わった場合に発生する手戻りと対応してしまったこの数日)に対する虚無感はなくならず、かと言って「方針が決まっていない」だけなのでタスクが消えたわけではなく先送りされただけというこの状況。どういうこっちゃ。
しなくてよかった仕事をしてもお金をもらえるのでそれはいいけれど、しなくてよかった仕事のせいで圧迫された勤務時間と残タスクの山は誰がどう埋めるんだ? しなくてよかった仕事をした際に発生した時間は戻らないんだぞ?


AWSの障害発生でそのまま「仕事になりません、定時で帰ります」なんてことになればよかったのだが、AmazonはちゃんとこのAWSという基幹システムに発生した障害をを直してくれたのだ。直してくれてしまったのだ。

今日できない分後ろの日付で今日の分をリカバリーしなくてはならなくなったのは想像に難くない。多少遅くになっても今のうちに巻き取って置く方が長い目で見ればまあなおってくれて良かったと言えるだろう。


「休日出勤できるけどどうする?」と聞かれて、「遠慮しときます」と答えて帰ってきたけれど、月曜日に会社に行ったらどんなことになってるだろうな。後ついでに私は来週木金とその翌週月曜日に夏休みをぶち込んでいる。お盆休みの代わりである。常時修羅場みたいなもんなんでお盆だろうと今だろうと来週だろうと忙しいのは変わりないんだけれど、1か月以上前からそこは休みだって言ってたんだから休むからな。本当に。