言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

つくね


やきとりの"つくね"が好きなのだけれど、いつからか軟骨を一緒に混ぜて作られるものが増えたように感じる。あれっていつぐらいからだろう。記憶にある限りだと、コンビニでつくね棒とかを売り始めたあたりからよく見るようになった気がする。
美味しいし食べ応えがあるので好きなんだけれど、いつから軟骨入りがスタンダードになったのだろう。

ファミマで売っているつくね棒は、軟骨入りのものだ。なんとなく揚げ物は買い食いしたいと思わないようなときが多いのだけれど、そういう時につくね棒を食べたりする。同じくファミマでは軟骨の入っていないつくねも売っている。焼き鳥のラインナップに並んでいるものがそうだ。あっちは純粋なつくね。つくね棒は揚げ物的な(実際揚げているのかもしれないが)そういう位置づけのラインナップに含まれている。つくね棒は焼き鳥ではないということだ。まあ確かに見た目も大きさも焼き鳥のそれとは違う。球体の大きなつくねが3つばかり串に刺さって売っている姿は、たれに絡んでジューシーな姿をしている焼き鳥とはちょっと違う。違うけどなんか美味い。なんだこれは。
焼き鳥のほうのつくねは何というかこう、焼いてるって感じの味がする。なんだその語彙は。でもまあそういう感じなんだって。焼いてるんだなぁって味がする。味というか風味というか。実際にその場で焼いているわけではないんだけどさ。常温で貰っちゃうし。

件のファミマであるが、調べたら2009年の新商品発売情報に乗っていた。140万食限定で発売する旨が書かれている。それから10年たって、今や普通に置かれているからすごいもんだ。美味しいもんねあれ。

もちろんコンビニだけの話ではなく、普通の焼鳥屋でも売っているのを見るようになった。

間違いなくつくねは2極化している。焼鳥屋ではかなり顕著に2極化している気がする。
1つは軟骨入りの、ぎっしりつまったつくね。歯ごたえとか食べ応えとか、そういうのがすごく重視されている。焼き鳥タイプのものだけではなくて、鍋の具材として使うようなものもある。味がギュッと詰まっている感じがして美味しい。好き。
もう1つはつなぎたっぷりのふわふわのタイプ。これもすごくいろんなところで見るようになった。溶き卵とかといっしょに出てきて、たれ付きのつくねをそこに絡めて食べるとかそういうもの。あれはあれですごくおいしいし、たぶん一人だったら何本も食べちゃうんだろうなっていう、そういう味。好き。

これまでは軟骨入りの躍進が目覚ましいけれど、もっと発展すると違う形態のものが出てきたりするんだろうか。商品開発する人ってすごいよね、ほんと。