言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

食べものマイブーム

食べ物にはマイブームがある。一定の期間で、なんだかずっと食べ続けてしまうような現象だ。例えばグミとかはよくブームがやってきて、果汁グミとかをいくつもまとめて買ってきて、1日1袋くらいのペースで食べたりする。
どうも私はそうでなくとも同じものを食べ続けてしまうきらいがある。だから昼ごはんとかは気を付けて毎日違うものを食べるように心がけているけれど、うっかりお金がないとかそういった事情が絡んでしまうと毎日かけうどん280円を食べ続けるとか、平気でそういう事をする人間である。かけうどん280円なんて普段はそこまで好きではないような気がするのに、久しぶりに食べてみたらなんだかすごく美味しく感じて毎日食べてしまうわけだ。ブームと言うのは何がきっかけでやってくるかわからない。金銭的事情からたまたま久しぶりに食べただけなのに、妙に同じ味を同じように求めてしまうようなことがあるわけである。学生時代も、近くにあったカレー屋に狂ったように通ったことがあった。お昼を学内で食べるには混みすぎていて大変だったとかそういう事情が絡んでいるのだけれど、500円で本格的なナンとカレーを食べれるということで、飽きるまでしばらく同じものを食べ続けていた。同じ理由でほっともっとの「のり弁」を食べまくっていたこともある。

……なんだか、これだけ聞くとただの貧乏性な気もするが、それは否定できない。高いものはハマってもそんなに高頻度では繰り返せないから仕方がない。好きな店とかそういうのはあるけれど、狂ったように続けるにはお手軽でなくてはならないのだ。
どうしても毎日となると、店なら安価なチェーン店であったり、ものであれば果汁グミみたいな大人買いしてもちっとも財布が痛まない物が良いのだろう。どんなに寿司にハマって毎日食べたい食べたいと願ったところで、コンビニでねぎとろ巻を買って食べるくらいが関の山である。


一時、梅干しに馬鹿みたいにハマったことがあった。あれは非常にコスパがよい。ちびちび食べてもちゃんと味を感じられるから、一気に食べるようなことがあまり出来なくて良い。満足感があっていいのだ。何か見ながらの「ながら食べ」でもそんなに量を食べまくってしまう心配がなくて良いのだ。梅干しは飴やグミとは違って無限に食べ続けるのには抵抗がある。
これは良いものだと思って毎日2個ずつくらい梅干しを食べていたのだけど、ある時急に飽きてしまって自分でもびっくりした。
普段梅干しはそこそこ口にするけれど、さすがに毎日コンスタントに食べるのはなにか行けなかっただろうか。
塩分が多いから身体の方が拒否したのか? 理由はよくわからないけれど、梅干しはドハマりと絶縁と通常の状態とを比較的大きな波形を作って繰り返す食べ物なんだと、私は一人で勝手に納得することにした。

マイブームもいいけれど、毎日毎日同じものを食べ続けるのは身体にとって決して良い事とは言えないので、辞め時がきたと思ったらきっぱりやめる、それでいいんだと思う。意地になってもどうしようもないから。