言葉のリハビリ場

好きなことや思い出したこと、忘れていたこと、つらつらと文字にしています。

Yahoo!ジオシティーズの思い出

思い出のwebサービスという言葉にパッと思いついたのは「Yahoo!ジオシティーズ」だ。ホームページの作成サイトであり、そこそこ簡単に作成することができた。YahooのIDを持っていれば誰でも無料で開設できたし、無料会員の最大データ量である100MBもあれば当時は結構画像なんかも載せることができたもので、作って遊んだものだった。平成も中盤くらいの話だ。サーバーレンタルだとかドメイン取得だとかそういった専門的なことは一切行わなかったので検索しても出てこないが、URLさえ分かっていれば足を運ぶことができたので、仲間内で相互リンクを貼って行き来していたものだった。

ある友人は掲示板のページを作っていて、夜みんなで示し合わせて同じ時間にアクセスして、チャットのように会話を楽しんだりもした。携帯電話がかなり普及していて、メールなんかのやり取りが普通に行える時代にはなっていたが、こう言った遊びはまた別だったのだろう。当時大流行していた前略プロフィールmixiなんかとは違う本当に仲間内だけのやり取りというのは結構面白かった。今思えば、テキストサイト全盛期の時代の追体験のようなものだった。

このサイトは仲間内だけのやり取りだったはずなのだが、どこからかURLが漏れたのか、はたまた掲示板だけは仕様が違ったのか、外部の人が数人紛れ込んで来ていて、翌日学校で「あれは誰だったんだ?」という話になったのをよく覚えている。特に荒らしたりクラックしたりというような人ではなかったようだが、なぜか掲示板に『智代アフター』のネタバレをつらつらと書き連ねており、そのせいで私は未プレイなのにあの話のあらすじから結末、18禁版とPSP版とのシナリオの違いなど細かく知っている。それを書いたのは誰だか知らないけれど。裏話みたいなのも事こまかに載っていたし、あれはもしや関係者か何かだったのだろうか。
いずれにしても、よくもまああんな場所で書こうと思ったものである。


この「Yahoo!ジオシティーズ」という代物は、私のようなど素人でも直感的に操作できるような簡単な操作のみで作成するだけのものではなく、HTMLを使って作成することもできたので、このあたりでHTMLを覚えたという人も結構いるだろう。私は一瞬で諦めたけれど、まさかそれから十数年たって(軽くではあるが)HTMLを勉強することになるとは思わなかった。CSSまでおまけについて、覚えるのは結構大変だった。DTPだってまともに出来ないのに、そこから視点を270°くらい変えるような感覚で結構難しく感じてしまった。HPとか作る時に使わなかった? と聞かれたが使っていない。なぜなら「Yahoo!ジオシティーズ」で直感的に適当に作っていただけだから。
おかげで未だにHTMLには苦しめられている。あいつ(HTML)、エラー吐くくせに実行しないと教えてくれないし実行しても教えてくれない時もあるから。

まあ完全に逆恨みであるし、憎むべきは自分自身の不勉強なのである。そういえば昔、テキストノベルを作ろうとして、文章以外のところでつまづいたのもやっぱりHTMLに似た要素だったな。

Yahoo!ジオシティーズ」は終わってしまうけれど、つたないHTML/CSSで作ったサイトは、あの頃の「Yahoo!ジオシティーズ」そのものだったので、ついつい思いだしてしまった。