言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

パン屋と旅行と


普段の生活ではパン屋を利用する機会と言うのは結構想像しやすいだろう。朝ご飯が食パンの過程であれば定期的に購入するだろうし、例えばちょっとした休憩用としてカフェスペースを設けているような店舗であればそういった利用方法もある。総菜パンなんかは昼食代わりに購入したりもする。かくいう私も土曜日か日曜日は総菜パンの買い出しに出かけて昼食とするわけであるから、それなりにパンを食べているに違いない。

では、旅行中はどうであろうか。
よく考えて見ると、旅行中にパン屋に入るシチュエーションがほとんど思い浮かばないのである。入ったことがないわけではない。旧軽井沢のメインストリートに店を構える浅野屋という有名なパン屋に入った事はある。私は何も買わなかったが、他の同行者はなにか買ったりしていた。もっとも、これは店の名前が「浅野屋」であり、我々の同行者の一人が「浅野さん」だったからという要因は大きい。

もっとパン屋には光が当たってもいいと思う。というか当てればいいと思う。もっとパン屋に行けばいいのだ。私の場合では、たぶん一番行きやすいのは朝食の代わりだろうか。ビジネスホテルの朝ご飯というのも好きだが、連日続いた時の変わり種にはパンというのはぴったりだと思う。イートインスペースがなくとも、買って持って帰ってくることもできるだろうし。
おやつに食べるのにもいいだろう。イートインスペースがあった方が尚良いわけだが、それはコーヒーブレイクのついでにおやつとしてパンを食べればいいからである。小腹満たしにちょうどいい。

もっともよく考えて見たら今まででも食べないわけでは必ずしもないのだ。例えばパン屋ではないが、軽井沢に行けば腸詰屋でホットドックを食べたりするし、先日宇治の黄檗駅前で入ったパン屋は、あれは完全に聖地巡礼目的で行ったのだけれろも、作品の中とまったく同じものを買って食べ歩きをしたりした。理由があればちゃんと行くのだ。

海外旅行であれば話は別なのか……? と思ったりしたが、よくよく考えるとパン屋にはほぼ行ったことがない。住んだ訳ではないからだろう。生活すれば朝ご飯用だとか夕飯用だとかに都度パンを買う行為が発生するわけだが、外食はしてもパン屋に出かけてパンを買った経験はほとんどない。あえて挙げるとすれば、ハワイで朝食代わりに購入したベーグルサンドだが、あれはパン屋だったかと言われると微妙だ。

強制されえいるわけでもなんでもないのだが、これからはもっと旅行中にパン屋についても考えて見ようと思う。有名なパン屋を探していくのもよい。ある意味名物を探してきたようなものだろう。もっと柔軟になる必要があるのだ。だから危うく食事難民になりかけるのである。探した末見つからずコンビニに行くくらいならば、選択肢を広げればいいのだ。駅弁を買いに駅に戻るのもいいがせっかくならそこでしか食べられないものを探そう。