言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

奥多摩にハイキングに行った

先日、友人に誘われて奥多摩へハイキングに行ってきた。総行程10キロの長い道のりをだいたい4時間くらいかけて走破してきたわけだが、感想だけ先に言うと「ハイキング」というよりかは「トレッキング」と言う方が正しく、実際のコースの名称も「大多摩ウォーキングトレイル」なのだからそれに早いうちから気付きたかった、というのが本音であった。コース自体はJR青梅線古里駅から奥多摩駅の間を奥多摩湖から流出したばかりの川幅のせまい多摩川沿いに設定されており、途中途中にある渓谷やダム、河原のキャンプ場などを横に見ながら歩ける自然を満喫できるようなコースであった。
多くの人が古里駅から川をさかのぼるような形で奥多摩方面を目指すようだったが、我々は奥多摩駅から出発するコースを選択。下流に水が流れるならその方が楽だろう、とか、奥多摩駅じゃないと昼ごはんが食べれなさそう、とか、わざわざ奥に向かうより帰る道で歩きたいとか、それくらいの理由で選択したわけで、深い意味はない。それでも奥多摩駅について早々食べた蕎麦は美味しかったし、駅の二階で食べたソフトクリームもこれまた美味だった(歩く前に食べ過ぎだが)。
そんなこんなで奥多摩駅を出発し、気温35度を超える猛烈な日差しにヒィヒィ言いながらも、舗装された道から遊歩道に入れば木陰が沢山あり、また川沿いなのでそれなりに風もあり、なんだかんだ言いながらも順調に歩みを進めて行った。しばらくは川よりかなり高い位置に遊歩道が設定されていたが、そのうちに川面へとだんだん道が接近していく。川に近づくほどになんだか涼しさが増していくようであった。途中白丸駅近くで飲み物を買ったり、東屋で涼みながら休憩して、1時間くらいで白丸ダムへ到着。さらにその先の鳩ノ巣渓谷もわりと近く、ここでは水の近くまで足を伸ばして、川の流れに手を晒したりして涼をとった。
ここまでもそれなりにアップダウンのある道が続き、普段運動していない私の足はわりと疲れていたが、まだ余裕があった。鳩ノ巣駅は終着予定の古里駅の隣であるし、もうそんなに歩く事はないだろう、とさえ思っていた。

だが、そうもうまくはいかないもので。

まず、道を間違えた。遊歩道的な道路から住宅街に入り、進むべき道がよくわからないままに「川沿いだからこっちだろう」と進んだ道が、間違いだった。歩いてしばらくして補導がなくなり、明らかに車しか通れないような狭さのトンネルにぶち当たってしまったのだ。車通りも歩く、突っ切っていく事を断念し、分岐まで1キロ近くUターンするはめになってしまう。
そしてまた、本来の道に戻ったら戻ったで、この日一番の山道が待ち受けていたからさあ大変。残った力を振り絞ってなんとか頂上とおぼしき東屋へ到着し、休憩する。木々に囲われていて涼しかったのが不幸中の幸いだった。そこから下山をするも、道がかなり険しく、下り方も急で疲れた体には大変危なく、傾斜が緩やかになるまではかなり慎重に歩いていた。
そうしてやっとの思い出、山道を抜け、古里駅へとたどり着いた時は嬉しくて脱力してしまった。おかげで駅に着いた時にちょうど滑り込んできた青梅方面の列車にかけ込めず、30分くらい駅でぼんやりと過ごすことになったが、もうとにかく電車に乗れる嬉しさが勝っていたので、松のはどうという事はなかった(途中で運転停車=すれ違いのためだけに停車して客扱いしないホリデー快速が来るなどしたが、無事に帰ることができた)。

久々に歩きまくったような気がして歩数を確認すると2万歩だったので、距離自体はそんなに歩きまくった、という程ではなかったのかもしれないが、それでも運動不足の私にはずいぶん堪えたものだった。
ただ本当に天気も良ければ景色も良く、行ってよかったなぁ、と思っている。

翌日以降に筋肉痛等が全く来なかったのは、少し嬉しかった。